渡部 和章 2017/9/14 7:00

ユニクロは9月20日、人工知能(AI)を活用したチャット自動応答システム(チャットボット)がコーディネートやトレンドワードを提案する「UNIQLO IQ」の試験運用を開始する。

試験運用にはユニクロ会員2000人が参加する。2018年春をめどに、ユニクロアプリを利用するすべてのユニクロ会員が利用できるようにする。

「UNIQLO IQ」は、ユニクロアプリの中で起動するAIコンシェルジュ。ユニクロでの買い物の際に、商品提案などを行う。ユニクロは同様のサービスを米国で導入している。

ユニクロが導入する人工知能(AI)を活用したチャット自動応答システム(チャットボット)がコーディネートやトレンドワードを提案する「UNIQLO IQ」

海外で展開しているAI(人工知能)を活用したWeb接客

試験運用で提供する機能は5つ。

  • 毎週、おすすめのコーディネートやトレンドワードを通知
  • 「コーディネートから」「カテゴリから」「トレンドワードから」の3つの切り口で、商品検索を案内
  • 欲しい商品をカートに入れ、オンラインストアで購入できる
  • 欲しい商品の近隣店舗での在庫状況を案内
  • 店舗にチェックインすると、気になる商品のコーディネートを見たり、店舗の在庫状況を確認

「UNIQLO IQ」はGoogleが提供する自然言語による対話アプリ開発プラットフォーム「api.ai」を活用している。機械学習によって回答内容を効率的に改善する。

今後、音声認識への拡張や、多言語展開も検討しているという。

ユニクロが導入する、人工知能(AI)を活用したチャット自動応答システム(チャットボット)がコーディネートやトレンドワードを提案する「UNIQLO IQ」

「UNIQLO IQ」のイメージ
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