アダストリアが化粧品ECに参入。コスメブランド「カレイドエビーチェ」を2018年秋発売
成長戦略の1つに掲げている新規事業開発の一環として、コスメブランドを立ち上げる
ファッションブランドを展開するアダストリアは1月15日、コスメブランド「Caleido et Bicé (カレイドエビーチェ)」を2018年秋に発売すると発表した。自社ECサイト[.st](ドットエスティ)や、直営店で販売する。
コスメブランドを展開するのは初めて。成長戦略の1つに掲げている新規事業開発の一環として、化粧品事業に参入する。
「カレイドエビーチェ」のターゲット年齢は20歳代後半~40歳代。コンセプトは、ライフスタイルにこだわりを持った”大人”の女性に向けたコスメブランド。
メーキャップやスキンケアのほか、ボディケア、生活雑貨、食品、ジュエリーなども扱う。価格帯は次の通り。
- メーク:1000~5400円
- スキンケア:800~1万2000円
- ボディケア:500~1万2000円
- 生活雑貨:600~6000円
- フード:200~6000円
- ジュエリー:1400~3万円
化粧品事業に参入した背景として、化粧品の家計支出が1990年に比べ約20%増加していることや(総務省「家計調査」)、女性の1か月の可処分所得と使い道におけるコスメに対する消費額が多いこと(マクロミルのスキンケア化粧品に関するアンケート調査報告書【2016年版】)などをあげている。
アダストリアは「グローバルワーク」「ニコアンド」「ローリーズファーム」など20種類以上のブランドを国内外で展開。顧客が求めるライフスタイルや購買行動の変化に対応するため、飲食業態やヨガウェア、ライフスタイル業態の展開など、アパレル以外の商品カテゴリーも強化している。
2017年2月期のEC売上高は前年比34.4%増の291億円。2017年3-8月期(中間期)のEC売上高は、前年同期比19.5%増の152億円で、国内売上高に占める比率は15.7%。
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