アダストリアのEC売上は436億円で7.6%増、延期のオムニチャネルは2020年秋頃を計画[2020年2月期決算]
2020年2月期の国内EC売上高は7.6%増の436億円。国内売上高に占めるECの比率(EC化率)は20.5%で、前の期と比べて0.9ポイント上昇している。
「グローバルワーク」「ローリーズファーム」などのアパレルブランドを展開するアダストリアの2020年2月期における国内EC売上高は、前期比7.6%増の436億円だった。国内売上高に占めるECの比率(EC化率)は20.5%で、前の期と比べて0.9ポイント上昇している。
自社ECサイト「ドットエスティ」は2019年8月上旬にシステムをリニューアルした際、システムの不具合によりECサイトの運営を約1か月間休止したが、EC売上高は通期で増収を確保した。
国内EC売上高はアダストリアとBUZZWIT、エレメントルールのEC売上高を合算した数値。「ドットエスティ」の会員数は期末時点で約1030万人。1年で約160万人増えている。EC売上高のうち自社ECサイトの売り上げが約48%を占めた。
オムニチャネルサービスは2020年秋頃に開始予定
2019年に開始を予定していたオムニチャネルサービスは、2019年8月に発生した自社ECサイトのシステム障害の影響で導入を延期した。2020年秋頃の開始に向けて準備を進めているという。
今期(2021年2月期)は3か年計画の最終年度だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を踏まえて3か年の数値目標を取り下げた。
2021年2月期は2025年に向けた新たな成長戦略を具体化する年とし、取り組みの内容が具体化した時点で中長期の数値目標を設定するとしている。
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