瀧川 正実 2018/2/7 9:10

楽天がフリマアプリの一本化に踏み切る。楽天の「ラクマ」、グループのFablicが運営する「フリル」を2月26日にサービス統合。新サービス「ラクマ」としてフリマアプリの運営を一本化する。

「フリル」に「ラクマ」のデータを集約していく形で統合する。現「ラクマ」は3月以降、段階的に機能制限を行い、2019年中にサービスを終了する予定。

「ラクマ」は30代男女が中心顧客。「フリル」はファッションやコスメなどの取引を中心に、10~20代女性から支持を得ているという。

今後、新「ラクマ」はFablicと楽天の双方が協力し合って運営。今後、会員数約9300万の顧客基盤を有する楽天グループとの連携を強化し、新「ラクマ」の成長を加速させる。

楽天のフリマアプリ「ラクマ」と「フリル」が統合、新「ラクマ」として出発

新「ラクマ」は2月26日にスタート

統合後も「フリル」ユーザーはそのままアプリを利用できる。現「ラクマ」ユーザーは「フリル」にデータを移行する必要がある。

楽天が2017年11月に発表した2017年1~9月期(第3四半期累計)連結業績によると、「ラクマ」「フリル」は順調に流通総額が拡大。「ラクマ」の第3四半期の流通総額は前年同期比2倍、「FRIL」は同5.9倍に増えた。

決算発表の席で三木谷社長は、「(2017年10月度の流通総額を参照すると)年間流通総額は1000億円を突破。2018年度には流通額2000億円を突破できる」とコメントしてた。

CtoC(「ラクマ」「FRIL」)は、テレビコマーシャルを含めた積極的な宣伝活動が流通総額、出品者数、注文数の増加を牽引

TVなどの宣伝活動が流通総額、出品者数、注文数の増加を牽引

楽天は2016年9月、Fablicの全株式を取得し、完全子会社化している。

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