顧客満足度で「ヨドバシ」が3位、顧客を失望させない企業の上位を通販・ECが占める
企業・ブランドの顧客満足度調査「2017年度 JCSI(日本版顧客満足度指数)」の結果
公益財団法人日本生産性本部が実施した企業・ブランドの顧客満足度調査「2017年度 JCSI(日本版顧客満足度指数)」で、調査対象となった34業種410の企業・ブランドから、通販では「ヨドバシ.com」「オルビス」「Joshin web」などが上位に入った。
上位50位に入った通販・ECサイトは、「ヨドバシ.com」(3位)、「オルビス」(14位)、「Joshin web」(18位)、「amazon.co.jp」(28位)、「通販生活」(36位)、「FANCL online」(36位)。
「失望指標(企業やブランドに対して失望した経験)」が低い企業・ブランドのランキングでは、「オルビス」が1位、「FANCL online」が2位、「Joshin web」が4位、「ヨドバシ.com」が5位、「山田養蜂場」が9位に入るなど、上位10社のうち5社を通販会社が占めた。
「JCSI」は、「顧客期待」「知覚品質」「知覚価値」「顧客満足」「推奨意向」「ロイヤルティ」の6つの指標で顧客満足度を数値化している。
JCSIの6つの指標
- 顧客期待:利用者が事前に持っている企業・ブランドに対する印象や期待
- 知覚品質:サービスを利用した際に感じる品質への評価
- 知覚価値:受けたサービスの品質と価格を対比して感じる納得感
- 顧客満足:サービスを利用して感じた満足の度合い
- 推奨意向:利用したサービスの内容を、肯定的に人に伝える意向の強さ
- ロイヤルティ:サービスの継続利用や、頻繁な再利用の意向
通販に限定したランキングでは、「顧客期待」を除く5つの指標で「ヨドバシ.com」が1位を獲得した。顧客期待は「通販生活」が1位。
「オルビス」は顧客満足、知覚品質、推奨意向の3指標で2位を獲得。「Joshin web」は知覚価値で2位、「amazon.co.jp」はロイヤルティで2位だった。
「通信販売」の指数化の対象となった企業・ブランドは以下の通り。
- Amazon.co.jp/QVCジャパン/ジャパネットたかた/Joshinweb/ショップジャパン(オークローンマーケティング)/ショップチャンネル/セシール/ZOZOTOWN/通販生活(カタログハウス)/ディノス/ニッセン/ビックカメラ.com/ベルーナ/ベルメゾン(千趣会)/Yahoo!ショッピング/ヨドバシ.com/楽天市場/オルビス/サントリーウエルネス Online/DHC online shop/ドクターシーラボ/FANCL online/山田養蜂場/ユニクロオンラインストア
「JCSI(日本版顧客満足度指数)」は日本生産性本部が2009年度から発表している。
調査概要
- 調査期間:2017年4月~12月
- 調査対象:410の企業・ブランド
- 総回答者数:延べ12万7600人
- 調査方法:インターネット・モニターを用いた調査(2段階にて回答者を抽出)
- 質問数:約110問
- 指数化の方法:6つの指標は設問回答から計算し、100点満点で指数化。各指標はそれぞれ7または10点満点の複数設問で構成した。
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