アリババ「独身の日」は3.6兆円を1日で売り上げると予測、アプリデータのApp Annie
2017年の取扱高は約2兆8000億円で、前年比1.2倍以上に拡大すると予想
アプリ市場の調査などを手掛けるApp Annie(アップアニー)は11月8日、中国で毎年11月11日に開かれるECの大規模セール「独身の日」において、今年はアリババグループの取扱高が320億ドル(約3兆6000億円、1ドル=113円換算)を超えるとの予測を公表した。
取引高の大部分はモバイル経由になると予想している。
2017年の「独身の日」におけるアリババの取扱高は252億ドル(約2兆8000億円)だった。アップアニーの予測通りになれば、取扱高は前年の1.2倍以上に拡大することになる。
アリババが「独身の日」のセールを開始したのは2009年。初年度の取扱高は760万ドル(約8億円)だった。2017年までの8年間で約3600倍に急増している。
世界中でショッピングアプリのダウンロードが増加
アップアニーによると、2017年の「独身の日」に世界でダウンロードされたショッピングアプリは270万件を超え、1年で最も多かったという。
また、「独身の日」とその前後数日間におけるショッピングアプリの日次ダウンロード数は、中国、英国、米国をはじめ、全世界でほぼ1位か2位だったとしている。
こうしたトレンドについてアップアニーは、次のように指摘している。
注目すべきは、独身の日前後の期間に米国と英国でダウンロード数が急増しており、アリババの「独身の日」セールが世界に拡大していることです。
また、2017年の「独身の日」における、アリババが海外向けに展開しているBtoCマーケットプライスのショッピングアプリ「AliExpress」のダウンロード数は、米国におけるiOSとGoogle Playを合わせたショッピングアプリダウンロード数で同日2位のアプリを300%上回ったという。
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