BASEがAPIを公開、外部企業は10万店舗超のECサイトにサービス提供が可能に

外部サービスとの連携を通じた注文情報の取得などができるようになる

瀧川 正実

2014年10月1日 11:00

通販・ECサイトを無料で開設できる「BASE(ベイス)」を提供するBASEは10月1日、ECに関するシステム開発者向けに、「BASE」で構築したネットショップの情報を利用できるAPIを公開した。外部サービスとの連携を通じた注文情報の取得などができるようになる。

APIの公開で可能になることは以下の通り。

  • 商品情報の閲覧(BASEで作成したショップで販売している商品情報の取得)
  • 注文情報の取得(BASEで作成したショップで購入した顧客の注文情報取得)
  • 商品情報の編集(BASEで作成したショップで販売している商品情報の編集)
  • 商品情報の検索(BASEで作成したショップで販売している商品情報の検索、後日公開予定)

BASEは2012年11月のサービス開始以降、順調にユーザー数を拡大。現在利用するショップ数は10万店を超えている。EC企業向けのアプリケーションを提供している企業は、BASEのAPIを活用し、10万店を超えるショップにサービス提供ができるようになる。APIを申請するための専用ページ「BASE API」も用意した。

BASEユーザーもAPIを申請することで、自社で開発したアプリケーションとBASEを連携させることも可能。通販・ECビジネスの拡張につなげることができる。

BASEがAPIを公開

「BASE API」のサイトイメージ

APIの公開でネットショップを一元管理する「ネクストエンジン」(販売元はハミィ)、オリジナルグッズを業界最安値で作成できるマーケットプレイス「Canvath」、クラウド会計ソフト「freee(フリー)」、ショッピング情報まとめ読みアプリ「People & Store(ピープルアンドストア)」などとの連携を予定。

今後、BASEユーザーに有益なアプリケーションは、BASEのショップオーナーが利用できる「BASE Apps」に追加し、提供していく。

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