瀧川 正実 2020/7/28 11:00

経済産業省が7月22日に発表した「令和元年度内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、2019年のCtoC-EC市場規模は前年比9.5%増の1兆7407億円と推計した。

「令和元年度内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)」 CtoC-EC推定市場規模
CtoC-EC推定市場規模(画像は経産省の「電子商取引に関する市場調査」から)

2019年の市場規模の拡大には、主にフリマアプリ市場の成長が貢献したという。

調査結果で注目したい点は「利用者層の変化」。これまでの市場拡大のけん引役は10~30代女性だったが、現在は男性や高齢者層の利用が広がっていると報告書では指摘している。

メルカリにおける利用者層は2019年3月と11月を比較すると、11月は男性ユーザーや高齢者の利用が増えている。

「令和元年度内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)」 :メルカリにおける利用者層
:メルカリにおける利用者層(画像は経産省の「電子商取引に関する市場調査」から)

なお、物販CtoC分野の最大手「メルカリ」の2019年7月-2020年3月期(第3四半期累計)の日本国内流通総額は4454億円。前年同期と比べて843億円の増加となっている。なお、2019年6月期の日本国内流通総額は4902億円だった。

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