EC利用世帯は5割超え、支出額の平均は月1.8万円［家計の消費実態把握調査2021］

総務省が公表した「家計消費状況調査（2021年）」によると、2021年におけるネットショッピング利用世帯（2人以上の世帯が対象）の割合は年平均で52.7%に達した。

2020年は48.8%で、2021年は3.9ポイント増。年平均での5割突破は初めて。

利用世帯割合の月次推移を見ると、2021年はすべての月で50.0%を突破。12月は56.0%（前年同月比1.4ポイント増）となり、月次で過去最高だった。

1世帯当たりのネットショッピングの月間支出額は平均1万8727円（名目増減率14.6%増）。ネットショッピング利用1世帯当たりの月間支出額は3万5470円で、名目増減率は6.3%増となっている。

ネットショッピング支出額の月次推移を見ると、2021年12月は2万5507円。2020年12月と比べて名目増減率は18.2%増。

2020年と2021年における項目別の月平均の支出額は次の通り。

「食料」が4223円（2020年は3097円）、「衣料・履物」が2218円（同1944円）、「家電・家具」が1924円（同1950円）、「旅行関係費」が1542円（同1647円）、「チケット以外の教育関係費」が1300円（同1158円）、「保健・医療」が971円（同856円）、「贈答品」が951円（同800円）、「保険」が891円（同782円）、「チケット」が455円（同313円）、「その他」が4253円（同3793円）。