tensoが海外向け購入サポートサービス「Buyee」と「Buyee Connect」に海外ユーザーの購買データを可視化する「ダッシュボード機能」
BEENOSの連結子会社であるtensoは4月、海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」とタグ設置のみで海外販売可能な「Buyee Connect(バイイーコネクト)」において「ダッシュボード機能」の提供を開始した。
海外ユーザーの注文情報をリアルタイムで閲覧可能
「ダッシュボード機能」は、連携企業の海外マーケティング支援を目的としており、2つの機能を利用できる。
①海外ユーザーのデモグラフィック、購買データをリアルタイムでエクスポート可能
自社ECサイトにおける「Buyee Connect」経由の海外ユーザーからの注文情報をリアルタイムでエクスポートできるようになる。
これにより、「どんなユーザーがどのエリアからどういった言語を使用して、何の商品を購入したか」が可視化され、自社商品の海外需要をつかむことができるという。閲覧できる項目は次の通り。
- デモグラフィック:ユーザー区分(新規利用者/既存利用者)、登録国、選択言語、性別、年齢
- 購買データ:購入日、購入商品名、購入数量、購入金額
②売り上げ、注文件数、注文単価などの推移も週次で確認可能
週次、月次での売り上げ、注文件数、注文単価なども推移グラフで閲覧できる。国ごとの購買タイミングの違い、年間での需要変化の把握、自社のプロモーション・キャンペーンの効果検証が可能となる。
閲覧できる項目は「売上推移(全体/国別)」「注文件数推移」「注文単価」「購入者推移(全体/国別/性別/年代/新規・既存)」。
「ダッシュボード機能」を試験導入したタビオは、次のようにコメントした。
メインターゲット国以外でも購入されている国がわかる、購入単価が想定と異なっているなど、従来は見えていなかった海外での商品需要を具体的に掴むことができた。注力エリアが明確になり、海外向けプロモーションの実施に踏み切れた。
アクセスはあったが、購入に至っていなかったお客さまが購入してくれるようになったことが数値でもわかり、データを元に設計したプロモーションの効果を実感している。
「Buyee Connect」とは
タグ設置のみで自社ECサイト上に海外専用カートを簡易に開設することができる海外向けの購入サポートサービス。
海外ユーザーが連携サイトにアクセスした際、サイト上に海外専用カートが表示され、ユーザーは海外専用カート上の表示言語を、日本語、英語、中国語(繁体字・簡体字)、インドネシア語、タイ語、韓国語、スペイン語、ドイツ語、ロシア語から選択できる。
商品選定後、海外専用カートで注文へ進むボタンを押すと、「Buyee」上で決済手続きができる。さらに、「Buyee」が海外発送手続き、多言語での問合せサポートなどを行う。
これにより、海外ユーザーは日本のECサイト上で商品を選定できるようになるほか、日本のECサイト事業者の商品登録の手間を軽減し、より簡易に海外対応が実現できる。
※記事初出時、タイトルの「tenso」表記に誤りがあったため修正致しました。(2022/7/11 16時)