【2022年】世界流通・小売業界ランキング|国内大手企業の順位は?
デロイト トーマツ グループは、全世界の小売企業から2020年度(2021年6月30日までを期末とする事業年度)の売上高上位250社のランキングを地域別、商品セクター別に分析した「世界の小売業ランキング2022」を発表した。
上位10社のうち、トップ4社は2019年度から変化はなく、1位のWalmart(ウォルマート)に続き、Amazon.com(アマゾン)が2位。中国のEC大手JD.comは順位を4つ上げ、中国企業として初めてトップ10入りを果たした。
上位250社の総小売売上高は5兆1000億米ドル(前年度は4兆8500億米ドル)、平均小売売上高は204億米ドル(前年度は194億米ドル)。2015年度から2020年度における小売売上高の年平均成長率は4.7%となった。
2020年度に前年度比で最も高い小売売上高成長率を記録したのはハードライン・レジャー用品。収益性も最も高かった。コロナ禍によって自宅で過ごす時間が増加、屋内外でエンターテインメントを提供するハードライン・レジャー用品に注目が集まった。
日本企業でトップ250入りした企業数は2019年度より1社増の29社。最上位は14位にランクインしたイオンだった。上新電機が初めて241位にランクインした。
「世界の小売業ランキング2022」は、全世界の小売企業から2020年度(2021年6月30日までを期末とする事業年度)の売上高上位250社のランキングを地域別、商品セクター別に分析。2022年で調査開始から25回目を迎えるGlobal Powers of Retailingの最新版を日本語訳した。急成長小売企業50社と上位250社へ新たに加わった企業について解説し、また、小売業を取り巻く世界経済の展望をまとめている。
250社のランキング詳細や急成長小売企業50社の一覧、地域別の動向、商品セクター別の動向などについて、以下のサイトからダウンロードできる。
- デトロイト トーマツの「世界の小売業ランキング2022」(専用サイトにジャンプします)