アスクルは3月21日付で、新たな本部体制を導入した。サービス力や収益力、執行スピードの向上に加え、AI活用によるバリューチェーンの再構築、サイバーセキュリティを含むリスクマネジメント機能の強化を目的に、組織体制を見直した。全社の情報セキュリティを統括するCISO(チーフ・インフォメーション・セキュリティ・オフィサー)も新設した。
今回の体制変更では、商品に関わる機能を「リテール商品本部」に、マーケティング機能を「リテールマーケティング本部」にそれぞれ集約した。
また、AI活用による全社的な業務改革と効率化を推進するため、各部門に分散していたITエンジニアリング機能を「AI&テクノロジー本部」に集約した。全社横断でのテクノロジー活用を加速。セキュリティ基盤の成熟度向上とリスクマネジメント体制の再構築を通じ、全社的なリスク管理を強化する。
また、2025年10月に発生したランサムウェア攻撃によるシステム障害を踏まえ、従来のCSO(情報セキュリティ責任者)に代えてCISOを設置する。
CISOは、本部制による業務執行体制から独立した経営機能として位置付け、サイバーセキュリティ対応を含む全社の情報セキュリティに関する管理統括責任を担う。
さらに、CISOの機能を支える情報セキュリティ特化組織として、「トラスト&セキュリティ」をCEO直下に新設。経営直結型のセキュリティガバナンスを強化し、高度かつ迅速な情報セキュリティ体制の構築を進める。
