日用品流通の情報基盤を運営するプラネットが約4000人を対象に実施した宅配便・宅配サービスに関する意識調査によると、受取頻度は「月2〜3回」が最多で、約4人に1人が「週1回以上」と回答した。利用シーンはEC・通販で購入した商品の受け取りが約7割を占めている。再配達など宅配にかかる負担を「意識している」人は約7割。
受取頻度は「月2〜3回」が最多、週1回以上は約4人に1人
宅配便を受け取る頻度は、最多が「月に2〜3回」で25.9%、続いて「月に1回」が17.8%、「2〜3ヶ月に1回」が15.2%だった。
「週に1回」は13.7%、「週に2〜3回」は7.9%、「週に4〜5回」は1.5%、「ほぼ毎日」は1.2%となっており、合計24.3%が週に1回以上宅配便の受け取りをしていることがわかった。
男女別では、「月に2〜3回」は女性が男性より3.6ポイント高い27.7%となっている。「月に1回」は、男性が女性を上回り、8.7%となっている。
利用シーンはネット通販が一強
宅配便を使う場面は、「インターネット・通信販売で購入したとき」が69.2%で最も多く、続いて「重いもの・大きなものを購入したとき」が24.6%、「家電製品を購入したとき」が20.0%、「ネットオークション・フリマアプリの商品発送」が19.5%だった。「お中元・お歳暮」は18.4%。
2022年の前回調査では、「インターネット・通信販売で購入したとき」と回答した割合は88.2%だったという。プラネットは「コロナ禍の影響があったのか、当時と比べると、インターネット・通信販売の利用自体が減っているのかもしれない」と解説。一方、「ネットオークション・フリマアプリの商品発送」は前回調査の17.7%から増加した。「お中元・お歳暮」は前回調査の26.4%から減少している。
男女別に見ると、「重いもの・大きなものを購入したとき」は女性29.5%、男性19.7%で女性のほうが9.8ポイント高い。また、「お祝いの品を親族・友人・知人に送るとき」は女性20.3%、男性14.2%となっており、こちらも女性が男性を上回っている。「日用品の定期便」も女性10.6%、男性7.1%と女性のほうが3.5ポイント高かった。
宅配の負担を意識している人は約7割
ネット通販を利用する際に、宅配にかかる労力やコスト(距離・再配達)を意識しているかどうかは、「意識している」が71.4%だった。プラネットによると2017年の同調査では64.3%、2022年の同調査では68.0%だったといい、年を追うごとに上昇している。
男女別では、「意識している」は女性が72.2%、男性が70.7%となっており、女性の方が意識している割合が多い。
「意識している」と回答した人を年代・性別で見ると、男性は20代では48.7%、30代では50.0%、40代では71.0%、50代では62.3%、60代では74.1%、70代以上では79.9%となっており、40代以降で意識している人が多い傾向となった。
「意識している」と回答した女性は、20代では52.0%と約半数。30代では62.5%、40代では63.1%、50代では75.4%、60代では78.5%、70代以上では84.9%となっており、年代を重ねるにつれて意識している人が多い傾向が見られた。
宅配ボックスの保有は若い年代の方が多い傾向
宅配ボックスの有無は、全体では「ある」が26.1%、「ない」は73.9%だった。宅配ボックスの保有率を年代別で見ると、20代では37.3%、30代では33.4%と3割を超えている一方で、年代が上がるにつれて保有率は低下し、40代では28.7%、50代では27.2%、60代では23.2%、70代以上では18.4%となっている。
若い年代の方が宅配ボックスを保有していることが多いことから、宅配にかかる労力やコストを若い年代ほど意識していない人が多いのは「そもそも再配達の必要がないようにしているから、特段意識することがないという可能性もありそう」とプラネットは考察している。
受け取り方の主流は「対面」
宅配便の受け取り方は、最多が「玄関などで、対面で受け取る」で74.8%、続いて「玄関の前などに置き配してもらう」が47.7%、「対面ではなく、宅配ボックスなどのセキュリティがしっかりしている設備を使って受け取る」が11.8%だった。
男女別では、「玄関などで、対面で受け取る」は男女ともに74.8%となっている。「対面ではなく、宅配ボックスなどのセキュリティがしっかりしている設備を使って受け取る」は女性13.6%、男性9.9%となっており、女性のほうが高い。「置き配」は女性49.1%、男性46.4%となっており、こちらも女性のほうが2.7ポイント高い。
宅配便の受け取り方を性別・年代別で見ると、「玄関などで対面で受け取る」は、男性の年代別では70代が最多で84.1%、続いて60代が76.5%、50代が75.4%だった。女性の年代別でも70代が最も多く、86.2%。これに続き50代で77.8%、60代で77.3%だった。
「玄関の前などに置き配してもらう」は、男性の年代別では20代が50.8%と最も高かった。次いで、50代で48.0%、40代で46.7%となっている。女性の年代別では30代が55.3%と最も高く、これに続いて40代が51.3%、50代が47.5%だった。
「対面ではなく、宅配ボックスなどのセキュリティがしっかりしている設備を使って受け取る」は、男性の年代別では20代が最多で16.1%、50代で13.2%、40代で12.3%だった。女性の年代別では20代が26.0%で最も多く、年代が上がるごとに減少。70代以上では7.6%となっている。
「宅配便ロッカーを指定する」は、男性の年代別では20代が20.6%で最も多く、30代では17.7%、40代で14.9%だった。女性の年代別では20代が最多の16.5%、40代が10.1%、50代が9.7%だった。
宅配の到着予定は6割超が確認
宅配便が届く予定があるとき、ウェブページやアプリで到着予定を調べるかを聞いたところ、最も多かったのは「よく調べる」で62.9%、続いて「ほとんど調べない」が25.3%、「調べたことはない」が11.8%だった。
男女別で「よく調べる」と回答したのは、女性が65.4%、男性が60.5%となっており、女性の方が確認する割合が高い。
性別・年代別に見ると、「よく調べる」と回答した男性は20代で53.2%と比較的低いものの、60代では63.7%まで上昇。「よく調べる」と回答した女性はどの年代も6割以上となっている。最も「よく調べる」と回答した女性が多い年代は60代で、67.5%だった。
「調べたことはない」は、男性では30代が23.5%と最も高かった。女性でも「調べたことはない」人は30代で最も多く、16.8%だった。
「時間指定できるECサイトのみを使う」消費者も
宅配便・宅配サービスの使い方や、使っていて感じたことを聞いたところ、「 確実に受け取りたいので時間指定できる通販サイトだけを使うようになった」「自分の依頼したネット商品などは必ず受け取れるようにしている。中元や歳暮は相手が知らせないので難しい」「置き配をしてもらえるようになって、再配達してもらうときの申し訳なさを感じることが少なくなり、ストレスが減った」といった声が上がった。
調査概要
- 調査機関:プラネットによる調査企画をもとに、ネオマーケティングが「宅配便・宅配サービス」に関する意識調査を実施
- 期間:2026年2月18日~2月20日
- 調査方法:インターネット
- 回答人数:4000人
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