商品を選ぶ時に重要視するポイントは? 「コスパ」は90.5%、「見た目」は87.6%【30代女性の意識調査】

商品を買うときに重視する項目および、その項目を気にする理由までを深堀りしてまとめる

高野 真維

2024年4月24日 7:30

TOKYO WHITEが30代女性を対象に実施した「商品の質と色」に関する消費者意識調査によると、消費者が商品を購入する際、「コストパフォーマンス」「デザインや見た目の美しさ」「耐久性や品質」を重視している傾向があることがわかった。また、商品の生産地にこだわるユーザーは、国産であることに安心感を持っている人が多い。

調査期間は2024年3月28~29日で、回答人数は1003人。

重視されやすいのは「コスパ」「見た目」「耐久性」

商品選びの際、気にする項目について聞いたところ、「気にする」と回答した割合は「コストパフォーマンス」(90.5%)が最多。「デザインや見た目の美しさ」(87.6%)。これに「耐久性や品質」(86.7%)「素材や製造方法」(56.0%)「ブランドのイメージ」(44.6%)「生産地」(36.2%)が続いた。

商品選びで気にすること、気にしないこと
商品選びで気にすること、気にしないこと

「耐久性や品質の高さ」を気にすると回答したユーザーに理由を聞いたところ、「長期間使用するため」(77.1%)を理由にあげた人が最も多かった。次いで「使用感や快適さのため」(48.4%)が続いた。長期間、快適に使用したいために製品の品質を気にする人が多いことがうかがえる。

「生産地」を気にすると回答したユーザーの理由は、次のような意見があがった。多くが国産の物を購入したいと考えていたり、生産国が商品の品質に影響すると考えている。

  • 生産地が日本のものならより愛着が持てるから
  • 日本製が一番良いと思っている
  • 生産地がどこかで品質に影響することがある
  • 国産だと安全だと感じる

海外の大量生産品の流入により、日本の工房やメーカーの技術が廃れることについてどう思うかを聞いたところ、「非常に心配している」(16.9%)「ある程度心配している」(52.5%)を合わせると約7割が日本の工房やメーカーの技術衰退に対して懸念を抱いていることがわかった。「あまり心配していない」は22.3%、「心配していない」は8.3%だった。

耐久性や品質の高さを気にする理由(左)/海外製品の流入による国内企業の技術衰退について思うこと
耐久性や品質の高さを気にする理由(左)/海外製品の流入による国内企業の技術衰退について思うこと

なるべく日本製の商品を購入したいと思うかを聞いた質問では、「非常に思う」(21.1%)「ある程度思う」(55.7%)を合わせると、約8割が日本製品を積極的に購入したいという意識を持っている。「あまり思わない」は17.5%、「全く思わない」は5.7%だった。

なるべく日本製の商品を購入したいと思う理由は、「安心感があるため(イメージが良い)」(59.3%)と回答した人が最も多く、次いで「高品質であるため」(53.7%)「耐久性があるため」(33.8%)と続いた。日本製は安心して使用でき、品質が高く、耐久性がある印象を持たれる傾向にあると見られる。

「ブランドのイメージ」を気にすると回答したユーザーに理由を聞いたところ、次のような意見があがった。

  • 聞いたことのないブランドは信頼が薄い
  • 知っているブランドの方が安心するというのはある
  • 自分の使っているものも自分を形成する一部だと思うので良いものを使いたいから
  • イメージが悪い企業にお金を落したくないから

ブランドのイメージも安心感、信頼感につながる傾向にあることがわかった。

日本製品を購入したいと思うか(左)/日本製品を購入したい理由
日本製品を購入したいと思うか(左)/日本製品を購入したい理由

選ばれやすい色は「白」「黒」「グレー」

日々の生活で取り入れやすいと思う色について聞いた質問では、「白」(78.8%)が最も多く、これに「黒」(70.5%)「グレー」(56.2%)が続いた。

取り入れやすいと思う色
取り入れやすいと思う色

白い商品から受ける印象は「清潔感がある」(76.0%)「シンプルで使いやすい」(65.2%)が上位にあがった。

白で統一された高品質な日本製品を取り扱うブランドに対する興味は、「ある程度興味がある」(53.7%)人が最多。続いて、「非常に興味がある」(24.0%)「あまり興味がない」(17.2%)「全く興味がない」(5.1%)の結果となった。

白い商品から受ける印象(左)/白で統一された国内ブランドへの興味
白い商品から受ける印象(左)/白で統一された国内ブランドへの興味

調査概要:「商品の質と色」に関する消費者意識調査

  • 調査期間:2024年3月28~29日
  • 調査方法:リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「PRIZMA」によるインターネット調査
  • 調査人数:1003人
  • 調査対象:調査回答時に「30代女性である」と回答したモニター
  • 調査元:TOKYO WHITE
  • モニター提供元:ゼネラルリサーチ

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