楽天がアリペイと連携、人民元建て決済で中国人ユーザーの利用増加狙う
楽天は中国最大級の決済サービス提供のアリペイと連携し、同社の決済サービスを楽天海外マーケットに導入
楽天は中国最大級のネット決済サービスを提供する支付宝(アリペイ)と連携し、4月17日から同社の決済サービス「アリペイ」の取り扱いを開始した。対応するのは楽天市場の海外販売サービス「Rakuten Global Market」で、「アリペイ」導入で人民元建て決済が可能になる。消費意欲が旺盛な中国人ユーザーの利用増加につなげる。
「Rakuten Global Market」は世界200カ国以上に商品を販売する国際マーケット。約4万2000店の楽天市場出店の内、約1万店舗が海外向けで商品を販売している。今回、先行して約250店舗が「アリペイ」の取り扱いを開始。今後、利用店舗を増やしていく。
「アリペイ」はタオバオグループのショッピングモール「Taobao Marketplace」「Tmall.com」をサポートする決済サービス。北アメリカやヨーロッパでは、小売店が中国の消費者へ販売する際でも「アリペイ」が利用されており、14の主要外国通貨に対応している。
今回の連携で、これまで海外決済の手段を持っていなかった中国人ユーザーが「Rakuten Global Market」で買い物ができるようになる。楽天によると、中国を含めた海外市場への販売は成長中としており、中国人ユーザーの利用増加を狙う。
「アリペイ」の決済を巡っては、ヤフーも6月から連携を開始する予定。アリペイが提供する決済サービスを通じて商品が購入できる仕組みを構築し、ヤフーショッピングの商品が中国本土から購入できるようにする。
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