千趣会の2025年1-6月期業績、売上高は6.2%減の212億円、営業損失は13億円で前年比で改善

同社によると売上高は通販事業をはじめ計画通りに進捗、営業利益は、通販事業の販売促進費や販売手数料等の注文獲得費の効率化、 支払手数料等の固定費の低減等により費用の効率化が進み、計画を上回って進捗したという。

鳥栖 剛[執筆]

8月8日 9:00

千趣会の2025年1−6月期(中間期)業績は、売上高が前年同期比6.2%減の212億7300万円、営業損失が13億4600万円(前年同期は19億2400万円の損失)、経常損失が14億8400万円の赤字(同20億4600万円の損失)、当期純損失は19億2000万円(同14億5100万円の損失)だった。

千趣会の2025年1-6月期業績、売上高は6.2%減の212億円、営業損失は13億円で前年比で改善
営業損失は13億円、前年同期比で改善(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

千趣会によると売上高は通販事業など計画通りに進捗。営業利益は、通販事業の販売促進費や販売手数料などの注文獲得費の効率化、支払手数料などの固定費の低減などにより費用の効率化が進み、計画を上回って進捗したという。

通信販売事業は、売上高が同7.6%減の183億2600万円、営業損失が16億3900万円(同21億1600万円の損失)だった。世代別事業ドメインへの再編、コアターゲットへ提供する商品とマーケティングの最適化施策に取り組んだ。予定していた不採算商品改廃の実施などで売上高は減少したものの、夏季の主力商品「サラリスト」などの認知施策が一定の成果を収め、ECモールへの出店店舗の売上も前年同期を上回って推移。また、注文獲得費の効率化を進めたことで収益性は改善した。

法人向けの商品・サービスを提供する法人事業は、広告受注は想定を下回ったものの、物流業務の代行サービスの受託が堅調に推移した。売上高は同1.0%増の18億3100万円、営業利益は同130.8%増の1億100万円となった。

保険事業は、売上高が同2.7%減の2億1300万円、営業利益は同4.8%増の9200万円だった。子育て支援事業を行うその他の事業売上高は前年同期比12.3%増の9億100万円、営業利益は同65.6%増の9800万円だった。

千趣会の2025年1-6月期業績、売上高は6.2%減の212億円、営業損失は13億円で前年比で改善
通販事業の営業赤字は縮小(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
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