瀧川 正実 2015/4/8 8:00

スマートフォン向けグッズのネット通販や、EC事業者向けのプラットフォームを提供するHamee(ハミィ)は、日本企業の海外EC展開をサポートする仕組みの提供を始める。米国アマゾンなど海外のECマーケットで販売に関する受注情報などを、システム上で自動連携できる機能を開発。日本で運営しているECサイトと海外向けECサイトの情報を一元管理できるようにし、効率的な海外EC展開を実現できるようにする。

4月7日にティザーサイトをオープンした。正式オープン前に利用企業を募集、情報交換などを通して、今後の開発の方向性に生かすという。

バックヤード業務の支援を中心としたECプラットフォームサービス「ネクストエンジン」のアプリとして機能を提供。受注・在庫などが一元管理でき、メイン機能でもある「ネクストエンジン」を利用することが必要となる。

ハミィが提供するネクストエンジンで海外向けECをサポートする新サービス

ティザ―サイトから問い合わせなどができる

新しく提供するアプリは、米国アマゾンが公開しているAPIと連携。その後、米国eBayにも対応する予定だ。米国アマゾンへの対応機能は4月14日にベータ版としてリリース。その後、機能追加を経て正式版として正式提供を始める。

米国アマゾン、米国eBayとの連携で、米国と日本のECサイトの注文情報や在庫情報などが「ネクストエンジン」で一元管理できるようになる。利用企業は国内向けECを行う感覚で越境ECをスタートすることが可能という。

今回の連携は、日本企業のEC展開をハミィがサポートする第1段階と位置付ける。第2段階として、「ネクストエンジン」を軸に、米国アマゾンなどで「売り上げを伸ばせる仕組みを提供していく」(ハミィのECパートナー部・佐賀一哲氏)。第3段階は現在のところ非公開。

米国アマゾン、eBayとの連携は、「ネクストエンジン」ユーザーからの要望が複数あり、サービス化に至った。

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