クレカ不正利用の損失を補償、楽天がチャージバック補償サービス開始
楽天は子会社を通じて、クレジットカード不正利用時の楽天市場出店者の損害を補償するサービスを始める
楽天の100%子会社で、「楽天生命」などの保険サービスを展開する楽天インシュアランスプランニングは5月1日、楽天市場の出店店舗を対象に、クレジットカードの不正利用で発生した損失を補償するチャージバック補償サービスの受付を開始した。
チャージバック補償サービス「クレジットカード盗難保険」は、三井住友海上火災保険と共同で展開する。盗難や紛失にあったクレジットカードにおいて、楽天市場の店舗で悪意の第三者が不正使用したカードの所有者が支払の取り消しを要求した場合、店舗側は商品発送済みでもその代金を受け取ることができなかった。新サービスに加入すると、店舗は代金と同額の保険金を受け取ることができるようになる。
月額保険料は1カ月あたり50万円まで補償されるスタンダードコースが月額5000円、1カ月あたり100万円まで補償されるプレミアムコースが月額8000円。保険料は毎月の出店手数料と一緒に請求される仕組みとなっている。
自社サイト向けには決済代行のJ-paymentやGMOペイプシロンなどがチャージバック補償サービスを始めていたが、モール向けでは初となる。楽天市場では3Dセキュアの導入がなく、出店者が対策を行うことも不可能な仕組みとなっているため、出店者にとってチャージバックは大きな問題となっていた。月々1万円弱で補償が行われるサービスが出ることで、リスク分散ができるようになる。
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