瀧川 正実 2014/5/23 19:27

健康食品などのECを手掛ける健康コーポレーションは10~30歳代向けのアパレルメーカー、アンティローザを5月23日付で買収し、完全子会社化した。取得額は1億5000万円。近年、アパレル企業の買収を進めており、アパレル関連事業の業容拡大を進める。

アンティローザは、1998年設立のアパレルメーカー。レディースブランド「Auntie Rosa」、メンズブランド「Casper John」などを保有する。中心顧客は10~30歳代。2014年2月期の売上高は16億2600万円、営業利益は700万円で、2300万円の当期純損失だった。

健康コーポレーションはマタニティ用のアパレルをカタログ通販やECで販売するエンジェリーベを2012年4月に子会社化。婦人服メーカーの馬里邑(まりも)を2013年9月に買収し、アパレル関連事業の拡大を進めている。同事業における14年3月期の事業規模は30億円程度。アンティローザの買収で、事業規模は45億円程度まで拡大する。

アンティローザのメイン顧客層と、エンジェリーベの顧客であるマタニティ層の20~40歳代は共通する層が多い。グループ企業間で情報を共有し、売れ筋商品の商品を消費者に提供することができるようにする。馬里邑を含め、母、娘、孫といった3世代に商品を訴求する体制作りを進める。

今後はアンティローザ、エンジェリーベ、馬里邑の3社の販路を相互で活用。アンティローザは店舗販売も行っており、インターネットという要素を取り入れながら、店舗販売を基盤とした販売力の強化を図るとしている。

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