ブラックフライデー商戦で買い物をしたのは9%、3人に2人は「内容を理解してない」

ブラックフライデーは日本に定着するか? との問いに対して、「定着する」は52%、「定着しない」は48%

瀧川 正実

2016年12月22日 10:00

日本でもブラックフライデー(米国では年末商戦の幕開けを告げるイベントとされ、11月第4木曜日の翌日から翌週の月曜日にかけて各小売店が大幅割引セールを行う感謝祭)にちなんだセールが行われるようになったものの、該当セールで買い物をした人は9%にとどまった。

マクロミルが実施したブラックフライデーに関する調査によると、ブラックフライデーにちなんだセールなどで買い物をした人はほんのわずかという結果に。

マクロミルは「クリスマスやハロウィン、バレンタインのように、多くの人が買い物を楽しむようなイベントには、まだほど遠いようです」とまとめた。

「ブラックフライデー」にちなんだイベントでの買い物状況

「ブラックフライデー」にちなんだイベントでの買い物状況

そもそも、ブラックフライデーの浸透度が不透明。調査によると84%が「知っている」と回答したものの、その内訳を見ると「内容まで知っている」が31%、「聞いたことがある」が52%だった。およそ3人に2人がブラックフライデーの内容を理解していない状況にある。

ブラックフライデーを知らない人に聞いてみると、「ブラックフライデー」という言葉に対して、「悪い、暗い、不吉なことが起きそう」「金曜なのに残業」「週刊誌ネタ」といった回答があった。

「ブラックフライデー」の認知について

「ブラックフライデー」の認知について

EC業界ではブラックフライデーにちなんだセール企画が増えているが、今後の浸透度はどうなるのだろうか。「日本に定着すると思うか」と聞いたところ、「定着する」は52%、「定着しない」は48%。

ブラックフライデーは今後、日本にも定着する?

ブラックフライデーは今後、日本にも定着する?

「定着する」と回答した人の理由は次の通り。

  • お得だから
  • セールで安いから
  • お祭り・イベント好きだから
  • アメリカで流行ったものは日本でも流行るから
  • ハロウィンやクリスマスも定着したから

調査概要

  • 調査主体:マクロミル
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 調査地域:全国
  • 調査対象:20代~60代の男女(マクロミルモニタ会員)
  • 割付方法:平成27年国勢調査による、性別×年代×エリアの人口動態割付/合計1,000サンプル
  • 調査期間:2016年12月1日(木)~12月2日(金)
この記事のキーワード

この記事をシェアしてほしいタヌ!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

「声のする方に、進化する。」会社全体最適を目標とするワークマンの「補完型EC」 が実践する「レビューマーケティング3.0」とは? 12月17日 7:00 「所有から利用へ」の潮流をAIで勝ち抜く。事例で学ぶレンタル・リユースビジネスの成功法則とEC構築術 12月16日 7:00 「サムソナイト」「グレゴリー」のEC改善事例。CVR改善+購入完了率が最大45%増の成果をあげたアプローチとは 11月12日 7:00 スマホゲーム「モンスト」ファンがお得にアイテムを購入できる「モンストWebショップ」はなぜ「Amazon Pay」を選んだのか。導入効果+UI/UX向上に向けた取り組みを聞いた 10月30日 7:00 アンドエスティが「3Dセキュア2.0」の超効率的運用に成功したワケ。オーソリ承認率大幅改善、売上アップにつながった不正対策アプローチとは? 10月28日 7:00 EC業界で市場価値を最大化する――「全体を見渡せる人材」になるためのキャリア設計 10月27日 7:00 転売ヤーが引き起こすEC市場の混乱に立ち向かう! Shopifyパートナー・フラッグシップが提案する最新対策 9月29日 8:00 14か月で累計売上30億円超え。 韓国のネイルブランド「ohora」の急成長を支えたEC戦略とは 9月22日 8:00 生成AI検索が変える消費者の購買行動。UGC活用でサイト流入を最大化する 9月10日 8:00 ほしい商品が見つからないイライラを解消し、CVRを向上! 検索機能強化と顧客満足度アップを実現するBtoB-ECサイト改善のポイントとは? 9月9日 7:00