渡部 和章 2018/7/11 9:00

リサーチ会社のマクロミルが7月6日に公表した消費者調査によると、ライブ配信動画を視聴しながらインターネット上で商品を購入する「ライブコマース」の認知率は15歳~20代で3割を超えた。実際に商品を購入した経験があるのは、認知者のうち14%だった。

15歳から49歳の男女2万人に対し、「ライブ配信を視聴しながら買い物ができるインターネットサービス(アプリ)を知っているか」と質問した結果、「知っている」と答えた割合は29.7%、「知らない」は70.3%だった。

若い世代別ほど認知率は高い。世代別の認知率は10代が40.0%、20代は36.7%、30代は29.9%、40代は21.5%。

ライブコマースの認知状況(マクロミル調査)

ライブコマースの認知状況について

アンケートでは、ライブコマースサービスの例として「メルカリチャンネル」「SHOPROOM」「Live Shop!」「MimiTV」「PinQul」「BASEライブ」「me&stars」などを記載した。

実際に購入したのは認知者の14%

ライブコマースの認知者5941人に対し、ライブコマースの視聴経験と購入の経験を質問。視聴した上で商品を購入したことがあると答えたのは14%だった。視聴のみ経験があるのは、購入経験者を含めて41%。

男女別では男性の方が購入経験者の割合が多い。男性は購入経験者が19.7%で、女性の7.3%と比べて2倍以上の開きがあった。

ライブコマースの視聴状況と商品購入の経験について(マクロミル調査)

ライブコマースの視聴状況と商品購入の経験について

購入した商品1位は「服」

ライブコマースで購入経験がある400人に対し、購入した商品を選択式・複数回答で質問した。ライブコマースで買った商品は「服」(66%)が1位。次いで「アクセサリー・時計」が37%、「家電」が30%、「書籍・雑誌・コミック」と「音楽CD・DVD・ブルーレイ」が同率27%だった。

ライブコマースで購入した商品について(マクロミル調査)

ライブコマースで購入した商品について

調査概要

  • 調査主体:マクロミル
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • (1)全国2万人にきく、ライブコマース利用実態把握調査
    • 調査対象:全国15歳(高校生以上)~49歳の男女(マクロミルモニタ会員)
    • 割付方法:平成27年国勢調査による、性別×年代の人口動態割付/合計2万サンプル
    • 調査期間:2018年6月14日~6月15日
  • (2)ライブコマースユーザー400名にきく、利用状況調査
    • 調査対象:(1)の調査において、ライブコマースのライブ配信を視聴し、商品を購入したことがあると回答した人(マクロミルモニタ会員)
    • 割付方法:調査対象条件の出現率に基づき、性別×年代で割付/合計400サンプル
    • 調査期間:2018年6月15日6月16日
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