NTTドコモが中国向け越境ECから撤退、「日本館」を2月末に終了
撤退の理由は「現在の事業環境に鑑み、経営資源を集中すべくサービスを終了する」(NTTドコモ)としている
NTTドコモは中国向けの越境ECから撤退する。
中国の通信事業者China Mobile Communications Corporation(チャイナモバイル)のECサイト「和生活」内に、日本の商品を取り扱う「日本館」を2016年9月に開設したが、これを2月28日に終了する。
撤退の理由は「現在の事業環境に鑑み、経営資源を集中すべくサービスを終了させていただくこととなりました」としている。
中国市場向けの商品販売にあたり、NTTドコモは子会社のらでぃっしゅぼーなど複数のパートナー企業から伝統工芸品や化粧品、ヘルスケア用品、日用品などを調達し、中国市場で販売していた。
NTTドコモはチャイナモバイルと2011年1月に事業協力契約を締結していたが、中国向け越境ECは早期の撤退を決断した。
開始当初は日本から商品を発送。将来的に中国政府が設置する越境EC総合試験区内の保税倉庫を活用する構想を打ち出していた。
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