信頼するクチコミの情報源はどこ? 商品に関する評判の重要性は? 【消費者1000人調査】
買い物をする際、ネット上のクチコミを気にする消費者は全体の43.3%。情報源として最も信頼するのはAmazonや楽天などの商品ページ――。
インターネットリサーチ事業などを手がけるクリエイティブジャパンがこのほど公表した消費者意識調査によると、商品の評判やクチコミを調べる際の情報源としてECサイトの商品ページのレビューが最も信頼されていることがわかった。
調査対象1000人(男性682人、女性318人)の内、買い物をする際に評判やクチコミを「気にする」「どちらかといえば気にする」と回答した割合は合計43.3%。「どちらかと言えば気にしない」は13.0%、「気にしない」は34.7%だった。
「気にしない」と回答した人を除く563人に、評判やクチコミをチェックする際に信頼する情報源を選択式・複数回答で聞いたところ、「Amazonや楽天などの商品ページ」と回答した割合は59.0%で最も多かった。
その他で信頼する情報源は「価格.comなどのレビューサイト」(53.1%)「実際にその商品を買った人の個人ブログ記事」(22.2%)「Yahoo!知恵袋などの質問サイト」(12.6%)「NAVERまとめなどのまとめ・キュレーションサイト」(10.5%)。
ECとリアル店舗ではクチコミの重要性が異なるようだ。ネットで買い物をする時にクチコミを気にする割合は85.2%だったが、店頭での買い物では38.1%にとどまっている。
欲しい商品の評判が非常に悪かった場合の対応として、「購入自体を見送る」と回答した人は43.0%。「他メーカーの同等品を検討する」は38.2%だった。
「それでも購入する」は4.1%で、ネット上の評判が悪いと大半の消費者は購入意欲を失う傾向が示された。
クチコミをチェックする理由として最も多かったのは「無駄遣いをしてしまわないようにちゃんと確認をしたいから」(60.9%)。「購入の背中を押してもらいたい」(27.2%)「家族などに購入の許可を得るための情報収集」(11.9%)を大きく引き離している。
調査概要
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2017年3月9日~3月10日
- 設問数:11問
- サンプル数:1000人(男性682人、女性318人)