日本トイザらス、オムニチャネルの推進強化を目的に通販・ECサイトを刷新
日本トイザらスは7月25日、通販・ECサイトを全面刷新し、オムニチャネルの推進を強化する。品揃えの拡充に加え、店舗で提供しているサポートサービスなどもオンラインサイトで展開。オンラインと実店舗のシームレスなショッピング体験が提供できる体制作りを目指す。
玩具・ベビー用品のラインナップを拡充。800商品以上のベビー用品を含め、約3000商品を増やした。新たにベビー服やベビーケア用品、食事類などの取り扱いも始めた。
出産・育児に役立つ情報を紹介する「アドバイザリーページ」、全国のベビーザらスで展開している出産準備品案内の「プレママ・ストアツアー」を基に、バーチャル版「プレママ・バーチャル・ストアツアー」などのコンテンツ提供も始める。
7月23日からは、全国42店舗で自転車、大型遊具、大型ベビーギア、ベビー家具などを対象に、実店舗で扱っていない場合や商品欠品時、実店舗から通販・ECサイトで注文できる新プログラム「ストア・オーダー・システム」を導入。オムニチャネルの本格化を進めている。
日本トイザらスの副社長兼最高財務責任者(CFO)の石橋善一郎氏は「重要なことは、お客様が希望する時間、場所及び方法で商品をご購入し、受け取っていただくことが可能になること。オンラインストアのリニューアルでは、単に実店舗と同じ品揃えで販売するだけではなく、同じサービスレベルで対応することで、さらに一歩進んだショップ運営を実現していく」とコメントしている。
今回のリニューアルは、サイバーエージェントが運営するママ向けクラウドソーシングサービスで、妊娠中もしくは生後18カ月以下の幼児を持つ母親に実施した調査結果を基に実施。回答した200人の内、約80%がネットショップと実店舗を併用して買い物していることが分かった。
加えて、ネットショップを選ぶ基準として、価格・送料以外に、品揃えもしくは利便性を求めていることが判明。また、50%の人は出産準備についての情報を求めていることが分かっている。