現金のバラマキが話題の昨今。楽天市場のメルマガはバラマキから「個別化」にシフト【ネッ担まとめ】
広告はバラマキ過ぎると効果が無いどころかブランド価値を下げるので逆効果。一方、お金のバラマキは広告を凌駕する圧倒的な効果。時間をかけて信頼を勝ち取るか、札束で決着をつけるかの二択です。
世の中に対応したシステム変更。店舗側も流れに合わせましょう
2019年前半から始まる「楽天の新システム」を一挙紹介&深読みしてみる|コマースデザイン
https://www.commerce-design.net/blog-staff/190108-rms-new-system/
「売れる」と確信できるまで考えること
何から手をつけたらいいかわからない… 「売上を昨対5倍にして」と言われた時の対処法 | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/6306
まとめると、
- 商品に関わるすべての人たちと現状を分析し、「どう頑張っても足りない」という「壁」を認識することから始める
- 注目すべきは「一番売れている商品」「新規顧客」「既存顧客」
- 売れそうな気がするアイデアが「間違いなく売れる」と思えるまで仕組みを考える
そこで僕がやるのは、出てきたアイディアが売上に結びつくような仕組みを一から考えていくこと。「Xさんが宣伝してくれたら確かに売れそうな気もする。でも、『それ間違いなく売れるね!』ってならないのはなぜだろう」というのを突き詰めて考えていくんです。この考える工程が抜けているケースが、意外と多いのではないかと思います。
─アクティブ CEO 藤原尚也氏
他社の事例からなんとなく売れそうなアイデアは出てきますよね。「売れる」という確信が得られるまで考えないショップが多いのではないかと思います。真似をするだけではなく、自分たちのやり方で売れる方法を考えてみましょう。
「個」に対応するためにPDCAをどれだけ回せるかがポイント
トップマーケターが語る2019年の展望①【奥谷孝司、石川森生、緒方恵、長田新子】 | Agenda note
https://agenda-note.com/brands/detail/id=907
トップマーケターが語る2019年の展望②【音部大輔、鈴木康弘、世耕石弘、富永朋信】 | Agenda note
https://agenda-note.com/brands/detail/id=918
トップマーケターが語る2019年の展望③【友澤大輔、西井敏恭、本田哲也、山口有希子】 | Agenda note
https://agenda-note.com/brands/detail/id=929
まとめると、
- 2019年はモバイルペイメントが日本に定着するかどうかが決まる年。本格的に定着が進む2020年あたりに展望をどう描くかが小売業にも求められる
- 意思決定と社会実験・実装を素早く、スモールスタートで物事を進められるかがポイント
- 認知ユーザーの背中をひと押しするための、いわゆる「Call to Action」の分野は期待大
- 消費者が力を持つ時代において、重要なのは信頼を築くこと
個人的に気になった部分を抜き出してみました。「個」が基準となって、その人たちに「信頼」してもらい、背中をひと押しするための方法をたくさん、少しずつ実施するのがポイントのようです。
関連記事
- 2019年女子高生のトレンド予測&2018年の流行を東西別におさらい【TT総研調査】 | MarkeZine
https://markezine.jp/article/detail/30068
EC全般
ZOZO前澤社長、Twitterで「100万円を100人にプレゼント」 340万以上の応募、「RT日本記録更新」 | ITmedia NEWS
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1901/07/news048.html
前澤氏1億円バラマキ企画が示す、「広告」から考える時代の終わり | Yahoo!ニュース(徳力基彦)
https://news.yahoo.co.jp/byline/tokurikimotohiko/20190107-00110412/
アパレル業で私が知ってる事 余談。ZOZOについての雑感。というか百貨店の凋落時のお話。 | note(松田 剛)
https://note.mu/alex_t_m/n/n6d7951618cf7
ついに始まる?アパレル「ゾゾ離れ」の現実味 | 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/258612
広告の考え方を変えたPayPayと今回のZOZOのバラマキ。メルマガなどの広告のバラマキは嫌われても現金のバラマキは強烈な効果があることが判明しました。その一方で、ZOZO離れが進んでいるという記事も。しばらくはZOZOの動きに注目ですね。
無人配送が進む中国のEC市場、EC直販最大手のJD.comが「スマート配送ステーション」 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6105
アマゾンがFBAの手数料を改定へ。配送代行は増額、在庫保管は減額に | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6098
宅配便の再配達率は15.2%(2018年10月度調査)、1年前と比べて0.3ポイント改善 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6094
配送関連をまとめて。省力化に投資できるところは伸び、できないところは費用負担が増えていく構図ですね。
ネットの罠体験ショップ
http://shishohi.main.jp/index.php/
商品ページを見てカートに入れるとその問題がわかるというサイト。参考になりますが、特商法の表記などがちゃんと書かれていないのは、わざとなんでしょうか?
「PayPay」のカード決済に1日2万円までの利用上限を追加、決済金額は30日間で5万円までの上限設定も継続 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6103
あっという間にしぼんでしまった感のあるPayPay。ポイントが使えないなどの報告も上がっているので、利用ユーザーは減っていきそうな……。
今週の名言
まずみんなが喜ぶ仕組みを考えるところから始めると、やっているこちら側としても楽しいんですよ。
─東郊住宅社 社長 池田峰氏
朝食100円、入居者専用食堂が話題沸騰!“異端”の不動産屋に学ぶ、新規事業のつくりかた | 未来を変えるプロジェクト
https://mirai.doda.jp/series/interview/mine-ikeda/
売れることを考えるよりも、喜んでもらうという考え方が基本ですよね。
筆者出版情報
「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める
小さい会社のウェブマーケティング必勝法
森野誠之 著
翔泳社 刊
発売日 2021年10月15日
価格 2,200円+税
この連載の筆者 森野誠之氏の著書が翔泳社から発売されました。小さな会社の“ひとり担当者”が、未経験、低予算、独学でホームページのリニューアルからウェブマーケティングまでを成功させるための指南書です。電子版、オンデマンド印刷版ともにAmazonで発売中です!
まとめると、
「ばらまき」から「個別化」にシフトしてきた楽天。世の中の流れに合わせてきたと言えますが、店舗側の負担は金額面でも人的な面でも増えてきそうです。2019年は自分たちの身の丈に合った売り方やショップを考える年になりそうです。