渡部 和章 2019/4/22 8:00

アパレルブランドを展開するバロックジャパンリミテッドの2019年2月期決算における、EC売上高は84億5600万円だった。単体売上高に占める割合(EC化率)は13.4%。

当期は決算月を1月から2月に変更し、13か月間の変則決算だったため前期実績と比較できない。

前期(2018年1月期)のEC売上高は75億1200万円、EC化率は12.7%だった。前期と比較するために算出した12か月間の参考実績は、EC売上高が79億4100万円(前年同期比5.7%増)、EC化率は13.3%。

参考実績をベースに計算すると、自社ECサイトの売上高は前年同期比16.6%増、自社ECサイト以外の売上高は値引き販売を抑制したことで同5.6%減だった。外部サイトは顧客数も減少した。一方、値引き販売を減らしたことで営業利益の改善につながったという。

2024年2月期にEC化率20%めざす

2020年2月期から2024年2月期を対象とした中期経営計画「GLOBAL NEW RETAIL 1stステージ2024」を公表した。

会員制ポイントアプリ「SHEL'TTER PASS」の会員データと自社ECシステムの会員データを統合し、会員の購買情報や閲覧情報をもとに顧客の嗜好に合った商品情報やクーポンなどの配信を強化する。

また、購入頻度や購入金額などに応じて顧客を分類。それぞれのグループに最適な販促施策を実施するとともに、効果検証を繰り返し、施策を自動化する仕組みも導入するという。

中期経営計画では、最終年度となる2024年2月期の国内事業の売上高目標を約800億円に設定。EC化率は20%を目指す。

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