イオンがスポーツECサービス事業、オリジナルユニフォーム販売や情報配信アプリなどを展開

スポーツECプラットフォームを展開するドイツのSIGNA Sports United GmbH(SSU)との共同出資会社「イオン・シグナ・スポーツ・ユナイテッド株式会社」が6月1日から順次、スポーツECサービス事業を開始

石居 岳

2020年6月2日 10:00

スポーツECプラットフォームを展開するドイツのSIGNA Sports United GmbH(SSU)とスポーツECサービスを展開する共同出資会社「イオン・シグナ・スポーツ・ユナイテッド株式会社」を新設。6月1日から順次、スポーツECサービス事業を開始した。

新会社設立で、SUUが持つスポーツECプラットフォームの構築・運営ノウハウと高い顧客提案力を活用。高い専門性を求める顧客ニーズに対応する商品やサービスを提供する。

顧客が選んだスポンサー企業のロゴを印字したオリジナルユニフォームをオンラインで簡単に作成・購入できるECサイト「Outfitter(アウトフィッター)」を6月1日からスタートした。

「Outfitter」は、スポンサー企業のロゴを入れる位置や個数に応じて、ロゴを入れた場合は10%~50%の割引でオリジナルのユニフォームの作成ができる国内初のサービスとなる。

テニスファン向けの情報配信サービスアプリ「Tennis-Point(テニスポイント)」を7月上旬から配信を始める。スポーツバイクのECサイト「Probikeshop(プロバイクショップ)」の運営も7月下旬から開始する予定だ。 

イオンは2018年、出資比率7.5%とするSSUへの出資を発表。SSUのノウハウを活用し、中期経営計画で掲げた「デジタルシフト」を加速させる方針を示していた。

イオンのデジタルシフト戦略は、投資の比重を従来の店舗中心からIT・デジタル・物流へと移す「投資のシフト」の一環でもある。グループ売上高に占めるデジタル売上高は2016年時点で0.7%。この比率を2020年に12%まで引き上げる計画を掲げていた。

今後もイオンは、グループ戦略の1つである「デジタルシフト」を加速し、国内外を問わず、さまざまな協業先とともに協働することで、グローバル水準のデジタルインフラの構築に取り組み、快適な買い物環境の提供と顧客満足の最大化を図っていく。

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