瀧川 正実 2020/7/7 7:00

梅雨前線の停滞によって長崎県、佐賀県、福岡県に大雨特別警報が発表されるなど、九州全域で影響が拡大しているなか、佐川急便と日本郵便は7月7日までに、九州地方に向けて配送する荷物に遅延が生じる可能性があると発表した。

佐川急便は7月6日18時、九州地方に向けて発送する荷物に遅延が生じる可能性があると公表した。

7月6日9時時点では、熊本県の人吉市(一部)・八代市(一部)・球磨郡(一部)・芦北郡(全域)、鹿児島県の鹿屋市(全域)・志布志市(全域)・垂水市(全域)・肝属郡(全域)での集荷・配送業務を停止したと発表。集荷・配達の遅延については、その他地域でも発生する可能性があるとの説明にとどめていた。

九州地方から全国に向けて発送する荷物にも遅延が生じる可能性があるとしている。

日本郵便は7月7日0時、「道路状況などにより、九州地方において引き受け、または配達となる郵便物・ゆうパックなどの一部のお届けに遅れが発生している」と発表した。

7月6日時点では「道路状況などにより、熊本県南部において荷物の引き受け、配達となる郵便物・ゆうパックなどの一部荷物の配送に遅れが発生している」との説明していた。

大雨の対象範囲の広がりとともに、その影響は九州全域に拡大。気象庁は8日まで梅雨前線が停滞することから、大雨が続くとの見通しを発表している。今後、さらに集配業務へ影響が出ることが考えられる。

こうした状況下、EC企業に求められるのがECサイト上での「配送遅延の可能性」の掲出。「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「Wowma!」などのECモールでは7月6日までに、トップページなどで配送状況に関するお知らせを掲示。「ロハコ」などのECサイトでも、大雨の影響による配送遅延状況を掲示する動きが出ている。

大手ECモールなどはアプリやECサイトのTOPページなどに配送状況のお知らせを通知している(画像は「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「Wowma!」「ロハコ」)
大手ECモールなどはアプリやECサイトのTOPページなどに配送状況のお知らせを通知している(画像は「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「Wowma!」「ロハコ」から画像をキャプチャ)
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