完全栄養食のD2Cブランド「BASE FOOD」が、期間限定カフェと初の常設店販売を始めた理由

完全栄養の主食を開発・販売するD2Cブランド「BASE FOOD」のベースフードは11月27日、完全栄養パン「BASE BREAD」シリーズから2種類の新商品を発売した。併せて11月24日から12月23日まで、東京・恵比寿に期間限限定カフェをオープン。また、「BASE FOOD」初の常設店舗(ドラッグストア)による商品販売も開始した。
新商品発売記念、期間限定カフェオープン
「BASE FOOD」が東京・恵比寿にオープンした1か月間の期間限定カフェ「BASE BREAD BAKERY & CAFE」は、2種類の新商品「BASE BREADメープル」「BASE BREADシナモン」の発売を記念したもの。期間限定カフェは、「BASE BREAD」シリーズの発売を記念して行った2019年3月に続き2回目。

「BASE FOOD」は創業以来、オンライン販売を主軸に事業を展開。「ECでの購入前に試してみたい」などの声が多かったことから、カフェという実食の場を設けることで、実際の体験機会を提供する。立地として恵比寿を選んだのは、ビジネスパーソンのユーザーが多いため。カフェ周辺にはオフィスが多く、交差点に位置していることから目につきやすい場所が最適と判断した。

カフェでは、メープル、シナモンフレーバーを生かした4種類のオープンサンドの他、クリスマス限定メニューの「チョコレートツリー」や、ランチニーズに対応した「シチュープレート」を用意。それぞれ600~680円で提供する。

ユーザーアンケートで人気が高かった2種のフレーバーを商品化
「BASE BREAD」は、1食で1日に必要な栄養素の1/3がとれるといった手軽さや、味へのこだわりから、定期購入し日常的に生活に取り入れているユーザーが多い。
そのため、「味のラインアップを増やしてほしいという意見も多かった」(ベースフード広報)。商品化した「メープル」「シナモン」はそれぞれ、「ユーザーアンケートで人気が高かったフレーバー」(同)という。
「BASE FOOD」のコミュニティサイトでは、日頃からさまざまな「BASE FOOD」を利用した「アレンジレシピ」がシェアされており、ユーザー間では人気が高い。今回、期間限定カフェで、「オープンサンド」など手の込んだレシピを紹介し、アレンジ方法を広げる狙いもある。
カフェでは潜在層の来店を見込み、200円オフクーポン付きのリーフレットを配布。注文時にもECサイトで購入できることを案内する。

カフェは認知拡大の場としての効果に期待する。またInstagramで投稿をしてもらいやすいようなフォトジェニックな料理を提供することで、「SNS上での口コミの広がりやフォロワー増にも期待している」(ベースフード広報)と言う。
初の常設店での販売を開始
今後も、「ECでの購入前に試してみたい」という潜在ユーザーへの認知拡大を目的として、「リアルでの体験機会の場」を広げていく。第1弾として、11月27日から「サンドラッグCARER渋谷駅前店2階」での販売を開始した。「BASE FOOD」としては、初の常設店での販売となる。
「サンドラッグCARER」は、美容感度の高いユーザー層が多く利用するドラッグストア。「BASE FOOD」との親和性が高いと判断した。

店舗情報
- 住所:東京都渋谷区恵比寿西1丁目4-5
- 電話番号:03-6455-0704
- 営業時間:〔月~土〕9:00~21:00 〔日〕11:00~21:00