Amazonの2020年売上は3860億ドルで37%増、日本円で41兆円。直販ECは4割増の1973億ドル、第三者販売は5割増の804億円
米Amazonが2月2日に発表した2020年度(2020年1-12月)決算によると、売上高は前期比37.6%増の3860億6400万ドルだった。純利益は同84.1増の213億3100万ドル。
日本銀行が参考計数として公表している「東京外為市場における取引状況(2020年中)の2020年平均レート「1ドル=106.73」を参考に、1ドル=107円で換算した場合、日本円ベースの売上高は約41兆3088億4800万円。純利益は約2兆2824億1700万円。
セグメント別売上高では、直販にあたるオンラインストア売上は1973億4900万ドルで前期比39.7%増。
大部分が買収したホールフーズ店舗が占める実店舗売上は162億2400万ドル。前期よりも5.4%減少している。実店舗売上は、実店舗での配送や集荷のためにネット通販で注文したユーザーへの販売で、ネット通販売上に計上している。
Amazonが商品を仕入れて販売する直販の全売上高(ネット通販と実店舗売上の合算)は2159億1500万ドルで、前期比で34.6%増。
第三者販売サービス売上(マーケットプレイスを通じた第三者が販売するサービスに関する手数料売上など)は804億3700万ドルで同49.6%増。
サブスクリプションサービス売上(「Amazonプライム」の会員費、デジタルビデオ、オーディオブック、デジタル音楽、電子書籍などのサブスクリプションサービス)は、同31.2%増の252億700万ドル。
AWS(アマゾンウェブサービス)は453億7000万ドルで同29.5%増。その他(広告サービスやクレジットカード契約などの売上)は214億7700万ドルで同52.5%増。
また、Amazonの創業者兼CEOのジェフ・ベゾス氏が2021年7-9月期(第3四半期)にCEOを退任し、会長職に就くと発表。後任のCEOにはAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)の責任者であるアンディ・ジャシー氏が就任する。