ネット通販に34%の人が1か月間で1万円超を利用、94%の消費者がレビューを参考にする
ライフネット生命保険は20代から40代までの男女を対象に「インターネットショッピングの動向(ボーダーライン)調査」を実施、11月25日にその結果を公表した。それによると1か月間にネットで商品を購入する金額は5001円以上が約6割を占め、なかでも1万1円以上利用する人は約34%にのぼることがわかった。
サマリーは次の通り。
- ネットショッピングの利用頻度など
月1回以上の利用者はアンケート回答者の8割
月1回以上の利用者の年代別、男女別での最多属性は40代女性
- インターネットで安心して決済できる金額のボーダーライン
購入決断のボーダーラインは平均で8万6146円
1回あたりの最高購入金額は平均で15万9328円
- インターネットショッピングを利用する理由
1位は「時間や場所を選ばずに購入できるから」
「実店舗で買うよりも安い場合が多いから」との回答者も半数以上
アンケート回答者の79.5%が月1回以上の頻度でネット通販を通じて商品・サービスを購入。その支出額は5001円から1万円が24.8%で最も多かった。
1か月間のEC利用金額は1万円までが全体の65.6%を占める一方、1万1円以上利用する人は約34%だった。
購入する商品別では、「書籍(70.8%)」「衣料・ファッション(60.9%)」「CD・DVD(52.3%)」「日用品・雑貨(52.0%)」の4品目で、約2人に1人以上がECで購入していることがわかった。
「腕時計・貴金属、宝飾品(15.1%)」「ブランド品(14.0%)」といった比較的高額商品の購入にもネットショッピングが広がっているとし、ライフネット生命保険は「今後より購入金額の高額化が進んで行っても不思議ではない」としている。
ネット通販で安心して決済できる金額について聞いたところ、「1万円以上5万円未満」が最も多く、約4割を占めた。これまでECで購入した商品でも同様の価格帯が約35%で最も多かった。
一方、5万円以上の商品も安心して購入できると考えている人は約34%。1万円以上を含めると75%の人が安心して購入できると回答している。
これまでネットショッピングで最も高額な購入商品の金額については、20万円以上が12.0%だった。
インターネットショッピングを利用する理由を聞いたところ、トップは「時間や場所を選ばずに購入できるから」が71.5%。「実店舗で買うよりも安い場合が多いから」が53.2%で続いた。
「ネットで取り扱う商品やサービスが豊富だから」「ネットでしか購入できない商品があるから」「納得できるまでじっくり選べるから」といった回答も多かった。
商品やサービスを購入する際に参考にする情報源については、94.7%が「カスタマーレビューを参考にする」。「購入検討時に比較・口コミサイトを利用している」が62.5%で続いた。「実店舗に行って見る」も多く、60.6%の人が回答した。
今回の調査概要は以下の通り。
- 調査日時:2014年6月28日~29日
- 調査対象:20代から40代までの男女
- 有効回答数:677名(性別:男性49.6%、女性50.4%、年齢:20代33.7%、30代34.3%、40代32.0%)