松原 沙甫[執筆] 1/23 7:30

CCCMKホールディングスが「Vカード」を利用する男女16~69歳を対象に実施した「EC利用に関する調査」によると、商品・サービス別のネットと実店舗の利用割合は「生鮮食品」「加工食品」は実店舗を利用が、「旅行・交通チケット」「金融商品」はネットショッピングを利用するユーザーが多いことがわかった。

利用シーンは「実店舗よりも安く購入できるとき」が多く、回答者の約半数を占める。購入の決め手は、どの商品・サービスでも「価格」が2割以上を占めている。

調査期間は2024年12月3~5日。回答数は1804サンプル。

インターネットショッピングの利用頻度を聞いたところ、全体では「1か月に1回」が24.2%と最多。「2~3週間に1回」で21.5%、「2~3か月に1回」が19.6%で続いた。「利用したことはない」は3.8%。

性年代別で見ると、男性の16~19歳、20歳代、30歳代、40歳代、女性40歳代で「1週間に1回以上」の利用が2割を超えている。「利用したことはない」はいずれの性年代も1割以下。

年代別のインターネットショッピング利用頻度
年代別のインターネットショッピング利用頻度

1年に1回以上、インターネットショッピング利用者に業種ごとのネットショッピングと実店舗での買い物状況を聞いたところ、すべて実店舗を利用しているのは「生鮮食品」が76.0%、「加工食品(缶詰・菓子類・飲料等)」が53.9%、「日用品(洗剤・トイレットペーパー等)」が54.0%。「金融商品(投資信託・株式・保険等)」の47.7%、「旅行・交通チケット」が36.3%で続いた。

商品・サービス別のインターネットショッピング利用頻度
商品・サービス別のインターネットショッピング利用頻度

インターネットショッピングを利用するシーンは、「実店舗よりも安く購入できるとき」が50.2%、「日常的に利用」が44.6%、「キャンペーン等でお得に購入できるとき」が42.1%、「価格を比較して購入したいとき」が38.9%だった。

インターネットショッピングの利用シーン
インターネットショッピングの利用シーン

インターネットショッピングでの購入の決め手を商品・サービス別に聞いたところ、「価格」と答えた割合が多かったのは「旅行・交通チケット」が最も多い51.4%、次に「日用品(洗剤・トイレットペーパー等)」が48.1%、3番目に「子ども用品」が37.2%だった。

購入の決め手は商品やサービスによって特長が見られ、「化粧品」では「口コミ・利用者の商品評価」が30.9%で最も高かった。「ファッション・ファッション雑貨」では「商品画像」が22.1%で、他の商品・サービスと比べて高くなっている。

インターネットショッピングでの購入の決め手(商品・サービス別)
インターネットショッピングでの購入の決め手(商品・サービス別)

実店舗で買い物をする利点で、多かった回答は「実際に商品が確認できる」が76.8%、「購入後すぐに利用できる」が41.7%、「実店舗での買い物に慣れている」が25.8%だった。

実店舗で買い物をする利点
実店舗で買い物をする利点

調査概要

  • 調査地域:全国
  • 調査対象者:男女16~69歳(V会員)
  • 調査期間:2024年12月3~5日
  • 有効回答数:1804サンプル
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