購入最多は「日用品」、購入金額は7割が5000円未満。男女別の利用傾向や利用頻度などをまとめたEC利用調査
消費者向け情報サイト「Appliv TOPICS」を運営するナイルが実施したECモールに関するアンケート調査(対象は男女1630人)によると、オンラインショッピングの利用頻度は月2~3回が最も多く、「日用品」「衣類」「食料品」といったカテゴリーの商品がよく購入されていることなどがわかった。
また、女性は化粧品やファッション、男性はガジェットや趣味関連を購入する傾向がある。1回あたりの平均購入金額は5000円未満が全体の7割を占めている。
利用頻度は「月2~3回」。ヘビーユーザーは男性20代
オンラインショッピングの利用頻度を聞いたところ、最多は「月2~3回」(25.95%)、次いで「数か月に1回」(20.74%)だった。
「週数回」「週1回」「月2~3回」「月1回」を合わせると、全体の約6割は月1回以上オンラインショッピングを利用している。「利用しない」は9.88%だった。
男女別の回答を比較すると、男性は「週数回」「週1回」、女性は「月2~3回」の割合が大きい。
「数か月に1回」の割合は女性、「利用しない」は男性の方が大きい。このことから、オンラインショッピングのヘビーユーザーは男性が多いが、オンラインショッピングそのものの利用率は女性の方が高いとしている。
年代別の回答を比較すると、20代は「週数回」「週1回」の回答率が高い。「月2~3回」「月1回」「数か月に1回」「年に1回以下」の割合は30代以上で増加。特に10代は「数か月に1回」の回答の割合が大きい。「利用しない」の割合は年代が上がるほど小さくなっている。
平均購入金額は大多数が「5000円未満」
月1回以上オンラインショッピングを利用している1055人に、1回あたりの平均購入金額を聞いたところ、最多は「3000~5000円未満」(34.60%)。僅差で「1000円~3000円未満」(33.43%)が続いた。なお、割合は「わからない」(32人)の回答分を除いている。
購入1位は「日用品」
オンラインでよく購入する商品ジャンルを質問したところ、最多は「日用品」で、約半数が選択。「衣類」「食料品」「コスメ・美容」「書籍・雑誌」と続いた。
上位5つの商品ジャンルを男女別・年代別で見ると、男女ともに「日商品」が首位。男性では「PC・周辺機器」が、女性では「衣服」や「コスメ・美容」のジャンルが上位にあがっている。
年代別では、20~50代は1位が「日用品」、10代は1位が衣服。10~40代では「コスメ・美容」ジャンルが上位5つのなかに入っているが、50代ではランクインしていない。
男女別の購入傾向、女性は「コスメ」男性は「PC機器」など
各商品ジャンルの男女内訳を見ると、女性の割合が大きいのは「コスメ・美容」「衣類」「ペット用品」。男性の割合が大きいのは「パソコン・周辺機器」「カー用品」「スポーツ用品」「DIY・工具」「家電」「ゲーム・おもちゃ」。
「日用品」「食料品」「書籍・雑誌」「医薬品・サプリ」「インテリア雑貨」は男女の偏りがほとんどない。
調査概要
- 調査方法:インターネット調査(調査元:ナイル運営の「Appliv TOPICS」)
- 調査期間:2023年6月6日~6月13日
- 調査委託先:ジャストシステム
- 調査対象:15~59歳の男女
- サンプル数:1630人
【年齢】15~19歳:330人、20~29歳:331人、30~39歳:330人、40~49歳:322人、50~59歳:317人
【性別】男性:807人、女性:823人