コナカと東京大学・数学科発のAIベンチャーが開発したAI完全パ-ソナライズドAIレコメンデーションとは
コナカは、店頭の販売員しかできなかったコーディネイトのレコメンドを実現する「AI Coordinate レコメンドアプリ」を完成させたと発表した。
展開するスーツブランド「SUIT SELECT(スーツセレクト)」、東京大学・数学科発AIベンチャー企業Arithmerとのプロジェクトとして、開発を進めていた。
このプロジェクトの核となるのが、「4つのビッグデータ」と「3つのAIエンジン」。
- 「SUIT SELECT」のアクティブユーザー数百万人の顧客属性データと購買データ
- SNSを24時間クロールして解析・構造化したデータ
- アプリユーザーの「デモグラフィックデータ」
- 「SUIT SELECT」スタッフが構築した2億4752万通りのコーディネイトパターンデータ
4つのデータを、複数の数理的手法を組み合わせて構築した3つのエンジン「AIエージェント」「AIプロファイリングエンジン」「AIレコメンドコアエンジン」が解析。従来店頭の販売員しかできなかったコーディネイトのレコメンド「完全パーソナライズド AIレコメンデーション」をアプリ上で実現する
「パーソナライズド AIレコメンデーション」は3つの特徴的なメニューがある。①1人ひとりの個性に合わせた商品レコメンデーションの「AIデリバリー」②1人ひとりの個性に合わせた自分専用のコーディネイトレコメンデーション「AIコーディネイト」③AIがユーザーの探している服を一緒に見つける「セレクトレンズ」――だ。
「AIデリバリー」について
ユーザー1人ひとりに適したアイテムを最適なタイミングで届ける。
「AIコーディネイト」について
お気に入り1アイテムを選ぶだけで、「SUIT SELECT」が保持する購買情報・アプリユーザーのデモグラフィックデータ・SNSから取得したトレンド・人気の着こなし・人間が感じる気候などから、AIが最適なコーディネイトを提案する。
「セレクトレンズ」について
気になるアイテムをスマホで撮影するだけでAIが希望するアイテムを探し出す。「SUIT SELECT」のアイテム総在庫約1万点のなかから、AIが探しているアイテムを見つける。
気になったアイテムはECサイトで購入でき、在庫のある店舗を調べることも可能。お気に入りに登録すると、AIコーディネイトも楽しめる。「セレクトレンズ」には全国190店舗、約1000人のスタッフによる学習データをインプット。学習データのインプットを継続的に行い精度を高めていく。