30%以上のポイント付与商品を中心に販売する「楽天スーパーDEAL」を開設、楽天
常設のコーナーとして展開し、値引が難しい商品を中心に販売する
楽天は12月6日から「楽天市場」の新サービスとして、大幅なポイント還元の特典付きで商品を販売するコーナー「楽天スーパーDEAL」を開設すると発表した。商品は出店者から募集し、常設コーナーとして展開する。
ブランド価値が下がることを懸念し「楽天スーパーセール」などで値引き販売が難しい商品に対し、値引きの代わりに大幅なポイントを付与する商品を販売する。同コーナーに参画する店舗は、ブランド価値を保ちながら消費者への訴求力が高められる。新たな顧客の獲得などにつなげる施策として出店者に提案していく。
「楽天スーパーDEAL」は商品ジャンルを指定せず、出店者からポイント付与率を高めることができる商品を募集する。ポイント還元率は出店者が決定できるが、主に30%以上のポイント還元を行う商品を中心に紹介する。
出店者は期間限定でポイント付与率を高めることも設定可能となっている。
「楽天スーパーDEAL」は楽天市場内での露出も強めていく。検索窓の上部のタブ部分では、左側の一番目立つ部分に設置。このほか、特集コーナーなどでも紹介する予定。
テレビCMを投下してサービスの認知度を高めるとともに、サービス開始時期の12月6日20時から同15日の9時59分までは、オープニングイベントとして、ポイント付与率をさらに高める。40%以上のポイントバック商品を多数取りそろえたキャンペーンを行っていく予定。
「楽天はしっかりプロモーションを行っていくので、店舗にはぜひこの機会を新規顧客の獲得に活用してほしい」(PR推進部)としている。
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ブランド品や化粧品など、ブランド価値が下がるため値引き販売できない商品は多い。こうした商品は、これまでファミリーセールなどクローズドなマーケットで取り扱われることが多かった。
ただ、ある程度ブランドの認知度がある商品しか展開できないため、中小ECサイトではオリジナル商品を値引きして販売せざるを得ない状況が続いていた。
今回のサービスは、ポイント還元するサービスを始めることで、値引きすることなく販売が可能になる。大きなニーズがあることは間違いないだろう。楽天市場の新たな柱となるサービスに成長する可能性もありそうだ。