オイシックス・ラ・大地は新潟県と4月3日、県産農林水産物の販売促進やスポーツ振興などを目的とした「包括連携協定」を締結した。オイシックス・ラ・大地の商品開発力や流通網を活用し、新潟県産食材の販路拡大、高付加価値化、アップサイクル商品の開発に取り組む。また、プロ野球チームの運営と連動したスタジアムグルメやスポーツイベントを通じて、新潟の食の魅力発信を強化する。
このほか、食育、栄養教育、スポーツ観戦機会の創出などによる健康増進施策を展開し、食とスポーツを掛け合わせた地域活性化モデルの構築をめざす。
新潟県が食品EC事業者と包括連携協定を締結するのは初めて。協定によるオイシックス・ラ・大地と新潟県の取り組みは次の通り。
オイシックス・ラ・大地の流通網を活用した新潟県産品の販売拡大
オイシックス・ラ・大地が手がける食材宅配サービス「Oisix」で県産品の特集販売を定期的に実施したり、ミールキット「Kit Oisix」などで県産の食材を主役としたメニューを開発・販売したりして、県産品の認知向上と高付加価値化を図る。生産者と連携し、特別栽培農産物のフルーツなどの開発や産地拡大も進める。
アップサイクル商品の開発
規格外の県産の農産物などを活用した商品開発や販売を進める。
オイシックス・ラ・大地は未利用資源を活用した商品開発を行っており、新潟県では地球温暖化によって水揚げ量が増加した未利用魚「エソ」を使った商品を開発している。この「エソ」を使った商品を「Oisix」やスタジアムグルメとして販売している。こうした取り組みをさらに発展させる。
BtoB販路への展開
オイシックス・ラ・大地グループが保育園、高齢者施設、社員食堂などに向けて展開している給食事業において、県産食材の活用やメニュー提供を推進し、BtoB領域における県産食材の需要拡大を図る。
スタジアム来場者への新潟の食の魅力発信
オイシックス・ラ・大地がメインスポンサーとなっており、新潟県を本拠地としているプロ野球チーム「オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」のスタジアムグルメで、県産食材を活用したメニュー開発や企画展開を行う。
スポーツ振興施策の継続実施
選手と県内の子どもたちが触れ合うスポーツイベント「ドリームフェスタ」の実施や、県内の子どもたちへオリジナルキャップなどを配布・寄贈し、外遊びやスポーツ活動を推奨する「ドリームキャッププロジェクト」といった取り組みを継続して実施する。
体力向上、健康増進に貢献
平日デーゲームの学校単位の観戦機会の創出、オイシックス・ラ・大地グループのスポーツ管理栄養士による食育栄養セミナーの開催を通じて、体力向上や健康意識の醸成を図り、地域の健康づくりに貢献する。
環境整備
新潟県立野球場(「HARD OFF ECOスタジアム新潟」)で、スポーツ振興促進の基盤となる環境整備の取り組みを進める。
オイシックス・ラ・大地はこれまでも、新潟県で食とスポーツの両面から地域活性化に取り組んできた。食の領域では、2017年以降、NPO法人越後妻有里山協働機構が運営する「大地の芸術祭の里」で、運営する食品宅配サービスと商品やダンボールなどのコラボレーションを実施。2024年12月からは新潟県をフードテックタウンとして成長させるプロジェクトを進めている。
スポーツ領域では、2024年から「オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」のメインスポンサーとして運営企業の経営にも参画しており、「ふるさとのプロ野球による地方創生」の実現をめざしている。

