瀧川 正実 2014/12/12 13:00

公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)は12月11日、2014年の通販利用実態とこれからの通販ニーズを調べることを目的に消費者調査を実施し、その結果を公表した。これからの通販に望むこととして、「通販サイト共通のポイントがあること」「同じ商品をより安く販売している通販サイトの告知による値引き」といった意見が挙がった。

「これからの通販で実現してほしいこと」を聞いたところ、「お得」「今すぐ」「体験」を望む消費者が多かった。

最も要望が多かったのは「お得」について。トップが「どの通販サイトでもポイントが貯まる、ポイントが使える共通ポイント(カード)がある」。「同じ商品をより安く売っている通販サイトを見つけたら、そのサイトの値段より安くしてくれる」が続いた。

「今すぐ」に関する要望は3位、5位、6位の上位にランクイン。3位には「緊急で必要になったものを、深夜でも届けてくれる」、5位には「スーパーや百貨店で買い忘れたものを注文すると、帰宅するまでに自宅に届く」が入った。

JADMAによると、「緊急で必要」「ついうっかり買い忘れた」といったシチュエーションで、通販のサポート、活躍が期待されているとまとめている。

4位に入ったのは「体験」に関する要望。まず試した上で購入したいというニーズの高さがうかがえる。

JADMAが実施したこれからの通販に望むことに関する調査

JADMAは「これからの通販で実現してほしいこと」について、寄せられた自由回答を分析。消費者が望む「進化した通販」について考察した。

消費者は、「お金や手間も節約可能な一元化サービス」「買えば買うほどプラスαの優遇」「配送の更なるスピードアップ」「試用、試食、試着の進化」「新たな出会いの創出」といったサービスの普及や発展を望んでいる消費者の実態がわかった。

調査概要は以下の通り。

  • 調査名:通販に関する実態調査
  • 実施時期:2014年9月19日から9月22日
  • 調査手法:インターネット調査
  • 調査対象:全国の10代から60代、および直近1年で通販を利用したことがある男女
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