DIY通販の大都が2店目の実店舗を都内に開設へ、「二子玉川ライズSCテラスマーケット」に出店
DIY用品のECを手がける大都は2015年4月、2店舗目となるリアルDIYショップを東京・世田谷区にオープンする。大都は2014年4月、大阪市内に日本初となるDIY専門の実店舗を開設している。東京進出は都内にも出店してほしいという要望に応えるため。都内近郊に住むユーザーへの認知度向上、ECサイトの利用などにつなげる。
2015年4月にオープンする新商業施設「二子玉川ライズ・ショッピングセンター・テラスマーケット」(二子玉川ライズ S.C. テラスマーケット)に「DIY FACTORY 二子玉川店」をオープンする。
「DIY FACTORY 二子玉川店」は初心者から経験者まで楽しめるワークショップイベントを開催。DIYを通じてコミュニティを活性化させるという。仕事帰りに溶接教室に通ったり、週末に親子でモノ作りを行うなど、利用者に新たなライフスタイルを提供する。
大阪では取引先であるメーカー24社の協力のもと、実店舗では商品を展示。販売のほか、体験教室などを展開している。「DIY FACTORY 二子玉川店」のビジネスモデルは今後詰めていくという。
大都は1952年設立。2002年にECサイトを開設し、2009年からロングテール戦略を進めて業容を拡大。現在は日本最大級のDIYツールのECサイトを運営している。楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2013でガーデン・DIY大賞などを受賞。
大都が2014年、実店舗の開設に踏み切ったのは、国内の工具メーカーが扱っている高品質な商品を消費者に実際に見てもらったり利用してもらう環境を整えるためで、東京進出もその一環。
DIYを利用するユーザーは年々増加しているが、国内工具メーカーの商品の売り場面積は少なくなり、消費者が手に取れる機会が少なくなってきている。市場の拡大による潜在顧客の獲得、国内工具メーカーが販売する商材の認知向上と販路拡大といった課題を解決するため、2014年にリアルへ進出した。