ECサイトのコンテンツSEOは「自社ドメイン」で「Knowクエリ」の「データを集める」ことから始める【ネッ担まとめ】
コンテンツSEOって即効性はありませんが、きちんとやれば成果が出ます。手順は「Knowクエリ」の記事を書いてデータを集めてそれを広げる。
コンテンツSEOは「○○とは」「〇〇 選び方」の記事を書くことから
「コンテンツSEO」は自社の棚卸しが第一歩。「5W1H」をユーザーに丁寧に伝えることが重要 | ネットショップ担当者フォーラム
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自分自身の経験上、コンテンツSEOは確実に成果に結びついたケースがほとんどです。
歯磨きや着替えのようにECサイト運営を日常生活のなかに落とし込み、取り組むことができれば、必ず成果を感じることができると確信しています。
潜在顧客との接点創出、顧客の困りごと、悩み事、商品ニーズの汲み取り、そしてアクセス向上と売り上げアップへとつながるものだと信じてコンテンツSEOに取り組んでいます。
最も手っ取り早く始められるコンテンツSEOは「ブログ」ではないかと考えています。
このブログは私信をつづる日記ではなく、マーケティングに活かせるデータを集めるためのブログです。
ECサイトのオーナーや名物店長がテレビに取り上げられるなどでファンがついた後なら別ですが、立ち上げ当初は自社の商品・サービスについて掘り下げていくことが第一歩になるでしょう。
「マーケティングに活かせるデータを集めるため」、ここがとても重要です。結果を求めるのではなく、事業に関係する記事を書いて、そこに集まるデータを分析して次の記事を書く。これを繰り返すことで売り上げに貢献する記事が書けるようになります。データを集めるために関係ない記事を書いても意味がないので、自社の商品などに関する記事から書かないといけません。
サイトを持っていない方でも手軽に始められるのは無料ブログですが、自社ECサイトであれば「WordPress」などで書き、ドメイン直下に置くのがオススメです。
ここも重要。外部ドメインにアクセスを集めても、そこからネットショップに来てくれないと売り上げにつながりません。その時の流行りで使いたくなるサービスはありますが、長い目で見れば自社ドメイン内に記事を置くのが最適です。外部サービスは終了する恐れがありますし、その際に記事をエクスポートできなければ記事が「無」になります。
特に立ち上げ当初のECサイトにおけるコンテンツマーケティングの軸足は、「Knowクエリ」の束を作ることに重きを置いています。
「Knowクエリ」の一例としては、「○○とは」「○○と△△の違い」「〇〇 選び方」「○○ コーディネート」「○○ アレンジレシピ」といった調べ物、知りたい系です。
まずは皆さんのECサイトの商品から、このハウ・ツー、ノウハウに該当するキーワードを組み立ててみてください。
最初はここから。売り上げにつながらない感じがしても、検索されるのはこういったキーワードです。検索ボリュームがありそうなキーワードで記事を書く→データを集める→それを見て改善する。このサイクルが回ってくれば結果がついてきます。まずは記事を書いてみましょう!
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「付与ポイントの金額にかかわらず約半数のユーザーが利用していた」。急がないユーザーもケアしてあげることが大切。
今週の名言
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会社が仮になくなったとしても、「あなたは行くところがありません」ではなくて、違う会社に行っても働ける社員を育てること。それが何よりも大事なんじゃないかと思います。
社員を育てようと思ったら、会社最適化をめざすのではなくて、世間最適化をめざすといいですよね。どこでも働ける能力があれば自社でもどこでも活躍してくれるはず。
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ECサイトのマーケティングは、広告やメールのようにすぐに結果が出る施策がメインになりますよね。そうした背景があるからか、コンテンツマーケティングはなかなか結果が出なくてやめてしまうことが多いです。今回紹介する記事では「継続すれば結果が出る」と書かれていますので、詳細を見ていきましょう。