「LOHACO」の標準より遅い届け日指定でPayPayポイントを付与する「おトク指定便」の実証実験が好評、実施を継続
ヤフーとアスクルは、「LOHACO」で実施していた標準より遅い届け日を指定するとPayPayポイントがもらえる「おトク指定便」の実証実験が好評だったことを受け、施策を継続すると発表した。
約半数のユーザーが「おトク指定便」を利用
実証実験は、「LOHACO Yahoo!店(旧LOHACO PayPayモール店)」「LOHACO by AKSUL(LOHACO本店)」の利用時、標準より遅い届け日を指定したユーザーにPayPayポイント付与するというもの。
特定日の荷物量増加に伴う物流(出荷・配送)負荷を分散させることで、物流の安定確保・効率化といった物流業界におけるサステナブルな活動を実現することを目的に、注文が集中する毎週日曜日を対象に、2022年8月28日~10月9日まで行った。
その結果、全体の注文者のうち51%のユーザーが「おトク指定便」を利用した。付与ポイントが最大30円時で54%、最大20円/15円時でも48%という結果となり、付与ポイントの金額にかかわらず約半数のユーザーが利用していた。
利用ユーザーは30代~60代の女性が多く、コスメ、食品(缶詰、スープ)などのすぐ届く必要性が低いものが期間中に売れる傾向があったという。一方、ベビー・キッズ関連商品、日用品などすぐに必要になるものは最短到着日指定の配送利用が多く、商材によってニーズが分かれる結果となった。
利用してみたいストアは55%
2022年9月14日~22日に777ストアを対象に行ったアンケートによると、出荷ひっ迫の課題感を感じ、実証実験を利用してみたいと回答したストアは55%だった。また、2022年9月26日~28日に1116人のユーザーに行ったアンケートでは、約91%のユーザーが「利用してみたい」と回答した。
実証実験の終了に伴い、今後は対象日を毎週日曜日から「5のつく日」に変更。日用品、食料品以外にも「Yahoo!ショッピング」の家電、ファッションカテゴリなどを扱う全ストアへの展開を視野に入れていくという。