お香の松栄堂がアプリ活用で顧客ロイヤリティUP、3年間で月間アクティブユーザー数約1.9倍

ecbeing(イーシービーイング)のスマホアプリ構築サービス「OMOアプリ+」を導入し、店舗とECサイトで活用できる自社アプリを構築した

松原 沙甫[執筆]

2024年4月10日 8:30

お香などの製造・販売を手がける松栄堂は、顧客のロイヤルティー強化、店舗とECそれぞれでの購買行動を可視化したデータ活用を目的に構築したアプリにより、3年間で月間アクティブユーザー数数が1.9倍に増加した。

ecbeing(イーシービーイング)のスマホアプリ構築サービス「OMOアプリ+」を導入し、店舗とECサイトで活用できる自社アプリを構築・活用。店頭でスタッフがアプリ登録を誘導しており、現在のアプリインストールは約3万7500回、月に最大約900人が会員として登録している。

月間アクティブユーザー数の推移は、2021年が4600人、2022年は7700人、2023年には8800人と増加、導入から3年で約1.9倍となった。

松栄堂における公式アプリの特徴は2点。1つ目が、店舗・ECにおける新商品やイベントの告知を確認することができること。季節に合わせたお薦めの香りを試せる「香りにであう会」、厳選した香木を聞香スタイルで聞くことができるミニサロン「ひととき」など、リアルで実施する催しへの案内・告知を行い、イベントへの集客を増やしている。

2つ目が、アプリ内での会員証表示。店頭での会計時に会員証を提示してもらうことで、購入金額ごとにポイントを付与している。たまったポイントはクーポンやプレゼントと交換することができ、クーポンはECでも使用できる。

松栄堂は今後、アプリ会員のメリットをさらに高めるため、アプリを最大限に活用したサービスも検討している。

松栄堂が導入した「OMOアプリ+」は店舗とECをつなぐマーケティング特化のアプリ。店舗・ECの顧客情報を共通管理でき、適切な会員セグメントでマーケティング施策を行うことができる。会員証の表示やポイントの付与、PUSH通知機能などの機能を標準で用意しており、要望に合わせてカスタマイズにも対応する。

松栄堂が導入した「OMOアプリ+」 ecbeingのマイクロサービスとして提供
「OMOアプリ+」の特徴

 

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