「置き配」の利用率は約8割、4人に1人が在宅時に利用。利用理由は「再配達が申し訳ない」がトップ
ECの拡大やライフスタイルの変化、コロナ禍による非対面受け取りニーズの高まりなどで、荷物の受け取り方法が多様化している。ヤマト運輸は「置き配」の利用状況や今後の課題などについて消費者の声を集めた。
ヤマト運輸は11月28日、宅配便の荷物を玄関前や宅配ボックスなど非対面で届ける宅配サービス「置き配」の利用状況・利便性に関するアンケート調査の結果を発表した。
ヤマト運輸に限らず「置き配」の利用経験を聞いたところ、78.5%が「利用したことがある」と回答した。
北海道、東北、関東といった地域別で見てみると、「置き配」の利用経験者率が最も高かったのは北信越の81.4%。北海道が80.8%、関東が80.7%で続いた。利用経験者率が少ないのは中部の75.5%、東北の75.7%、九州・沖縄の76.6%だった。
在宅時と外出時の「置き配」利用経験について、外出時は75.2%、在宅時は24.8%だった。在宅時でも受取人の都合によって「置き配」を利用していることがわかった。
「置き配」を利用する理由については、「ドライバーに何度も来てもらうのは申し訳ない」が89.5%で最多。「家にいなくても荷物を受け取りたい」が79.7%、「荷物が届くまで待たなくていい」が53.0%、「再配達の依頼が面倒」が51.3%で続いた。
一方、「置き配」を利用しない理由を聞いたところ、「盗難リスクが心配」が54.4%、「雨で濡れるのが不安」が33.7%、「宅配ボックスが付いているから」が18.7%、「利用方法がよく分からない」が17.6%だった。
最も利用する受け取り方法は「対面配達」で48.4%、「置き配」で33.8%、「宅配ボックス」が9.7%。
宅配ボックス設置状況については、「設置なし(戸建て)」が50.6%、「設置なし(集合住宅)」が29.0%。全体の79.6%は宅配ボックスが設置されていなかった。
調査概要
- 調査期間:2024年10月28日~11月11日
- 調査対象:公式LINEアカウントユーザー
- 対象年齢:10歳代以下、20歳代、30歳代、40歳代、50歳代、60歳代、70歳代、80歳代以上
- 調査地域:全国(北海道99人、東北107人、関東635人、北信越102人、中部163人、関西320人、中国・四国154人、九州・沖縄218人)
- 調査方法:インターネット(アンケートフォームへの回答)
- 回答者数:1798人
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