【食品EC調査】購入頻度は「1か月に1回」が最多、7割が「普段の食事用」、重視するのは「価格」が5割
データ分析やEC関連ソフトウエアの開発・販売などを手がけるシナブルが実施した「食品ECサイトの利用実態調査」によると、食品をECで購入する頻度は「1か月に1回」が最も多かった。購入目的は「普段の食事用」に7割超が回答。購入する際に重視することは「価格」だった。
調査期間は2024年12月9日~11日で、調査人数は1065人。「ECサイトで月1回以上食品を購入する」と回答したモニターを対象としている。
ECサイトで食品を購入する頻度で最も多かったのは「1か月に1回」で35.9%。それに続くのが「1週間に1回」の17.6%、「2週間に1回」の15.9%となっている。
ECサイトで食品を購入する目的は、「普段の食事用」が74.9%で圧倒的な1位。「自分へのごほうび」が27.5%、「特別な食品のお取り寄せ」が25.9%で続いた。ECサイトで食品を購入する理由は「外出せずに購入できるから」が54.2%、「いつでも注文できるから」が46.0%、「自宅まで届けてくれるから」が44.5%だった。
ECサイトで食品を購入する際に重視することで最も高かったのが「価格」で56.1%。「送料」44.2%、「ポイントが付くかどうか」が29.5%で続いた。送料が無料かどうかについては、「とても重視する」が52.9%、「やや重視する」が37.8%。全体の約9割が送料無料であるかどうかを重視していることがわかった。
1回あたりのECサイトでの食品購入金額は、「3000~5000円未満」が最も多い35.8%、次いで「1000~3000円未満」(24.4%)、「5000~8000円未満」(19.6%)となっている。
ECサイトで食品を購入する際、どのくらいの配送日数なら購入するかを聞いたところ、「2日~3日」が34.9%、「4日~5日」が34.3%、「6日~7日」が19.0%で、「1日」は6.7%だった。
ECで食品を購入する際に不満に感じていることは、「送料が高い」が28.1%、「価格が高い」が23.0%、「商品の実際の大きさや量がわかりにくい」が20.9%、「商品の鮮度や品質が確認できない」が20.5%となっている。
ECサイトで購入することが多い食品についてエリア別で聞いたところ、各エリアとも「米・雑穀」「総菜・レトルト・インスタント・冷凍食品」を購入している比率が高かった。ECサイトでこのような商品を購入する理由として、回答者は「重いものを配達してもらえる」「居住地では手に入れられないものを購入できる」などの利点をあげている。
【調査概要】
- 調査期間:2024年12月9日~11日
- 調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
- 調査人数:1065人
- 調査対象:調査回答時にECサイトで月1回以上食品を購入すると回答したモニター
- 調査元:シナブル
- モニター提供元:PRIZMAリサーチ