長年使い続ける通販化粧品があると回答は約8割。支持の理由は? 購入の決め手は? 50代以上女性の購入実態調査まとめ
ビハイブが実施した「通販コスメの利用実態調査」(通販コスメを利用する50代以上の女性が対象)によると、購入時の情報収集はWeb広告とSNSが上位を占めた。
情報収集はWeb、SNSなどオンライン中心
通販で化粧品やスキンケアを購入する際の情報収集は、「WEB広告」(60.0%)が最多。「SNS(YouTube、Instagram、Twitterなど)」(29.6%)、「カタログ同梱チラシ(ニッセン、ベルメゾンなど)」(18.0%)、「新聞折込チラシ」(12.3%)、「雑誌広告」(10.8%)と続いた。
消費者に刺さるのは“肌の悩み”に応える情報
のような内容に興味を持つかを聞いたところ、「自分の肌悩みに関する内容」(80.8%)が最も多く、「実際に使った方のコメント」(37.3%)、「新しい成分・処方」(34.6%)、「商品のデザイン」(10.5%)、「インパクトあるタイトル」(10.3%)と続いた。
購入時に重視するポイントは、「効果が有りそうな成分が入っている」(55.2%)が最多。そのほかには「悩みを解決してくれそう」(53.8%)、「商品の価格」(53.7%)、「使用感がよさそう」(48.4%)、「実際に使った方のコメント」(35.0%)があがった。
会報誌を見ない人は約4割
通販事業者が送る会報誌を定期的に見ているかどうかを聞いた質問には、「ある程度見ている」が47.5%。「あまり見ていない」(27.4%)、「とても見ている」(13.7%)、「まったく見ていない」(11.4%)と続いた。
会報誌を見ていない理由は、「面倒くさい」(61.4%)が最も多く、次いで「内容が面白くない」(25.6%)、「文字情報が多い」(20.2%)、「美容情報以外のコンテンツが少ないから」(6.1%)、「内容が難しい」(3.8%)だった。
消費者が望むのは「健康情報」「プレゼント情報」
定期的に会報誌を見ている人を中心に、商品情報以外であったらよいと思うコンテンツを質問したところ、健康情報やダイエット情報といった健康関連情報の需要が高い。
「健康情報(体操、フィットネスなど)」(45.9%)が最多で、「金額縛りプレゼント情報(〇円以上購入など)」(40.2%)、「ダイエット情報(食事、成分など)」(33.3%)、「料理研究家による料理レシピ」(31.4%)、「ファッション情報」(23.0%)が続いた。
8割弱が「長年使い続けているブランドがある」
通販事業者の化粧品やスキンケア商品で長年使い続けているブランドがあるか聞いたところ、「ある」と回答した人は76.2%を占めた。
約6割がシミやシワに悩み
どのような化粧品、スキンケア商品に興味を持っているのかを聞いた質問では、「シワ・シミ対策美容液(またはクリーム)」(60.5%)が最も多く、次いで「オールインワンクリーム(保湿、美白)」(44.8%)、「たるみ対策美容液(またはクリーム)」(43.0%)、「毛穴対策洗顔料」(28.0%)、「シートマスク(保湿、美白)」(22.5%)が続いた。
使い続ける理由は「肌に合う」「コスパが良い」
同じブランドを長年使い続けている理由は、「自身の肌に合っているから」(70.5%)とが最多。次いで「コストパフォーマンスがいいから」(37.8%)、「効果を感じているから」(37.7%)、「評判がいいから」(7.2%)、「メーカーのアフターサービスがいいから」(6.0%)だった。
また、通販事業者からのフォロー(定期的な商品案内など)は十分に受けていると思うかを聞いたところ、「ある程度そう思う」(57.6%)が最も多く、「とてもそう思う」(21.1%)、「あまりそう思わない」(17.6%)、「まったくそう思わない」(3.7%)が続いた。
50代女性の多くは、自分の肌の特徴を理解しており、肌に合う商品を使っている傾向にある。さらに、およそ8割が事業者からのフォローは十分と回答。ビハイブは「フォロー体制を気にしてコスメを選んでいる方は多いのかもしれない」と分析している。
調査概要
- 調査概要:「通販コスメの利用実態」に関する調査
- 調査期間:2023年8月31日(木)
- 調査方法:リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
- 調査人数:1007人
- 調査対象:調査回答時に 50代以上の女性(定期的に通販コスメを購入している)と回答したモニター
- モニター提供元:ゼネラルリサーチ