瀧川 正実 2015/4/3 10:00

中国の大手モールに出店し、すでに月商数千万円規模のECサイトを運営しているエフカフェ。高まる越境ECのニーズに応えるため、中国向けECサイトを活用し、日本企業の越境ECを支援するサービスなどを始めている。高岡正人取締役が越境ECの今後について語った。

「Tmallグローバル」が中国向けECの概念を大きく変える

エフカフェの取締役 高岡正人氏
取締役
高岡正人氏

――2015年のEC市場は前年(2014年)と比べてどのような環境になると考えていますか?

2013年にプレリリースされた中国最大のモール「Tmall」の国際版「Tmallグローバル」という越境型ECサービスにより、これまでの中国本土でのネット販売の概念が大きく変わります

  • これまで
    現地中国法人、商標、現地銀行口座が必要。
    商品輸出のハードルが高く困難(特にサプリ、化粧品など)
     
  • これから
    日本法人、日本での商標、日本の銀行口座でOK。
    ほぼどんな商品でも販売可能。(ただしクール便はNG)

――今後、成長を持続していくためにはどんなことが必要だと考えますか?

先手必勝でチャット部隊を生かし、売れ筋カテゴリーをセールスしていきましょう

下記の3つがキーポイントとなります。

  1. 先手必勝でとにかくいろんな商材を販売してみてマーケティングを行う
  2. チャットは、絶好のセールス機会!(弊社売り上げはチャット経由がなんと6割!)
  3. 売れ筋カテゴリーのサプリメント、化粧品、子供向け商材で勝負(特に中国でまだ販売されていないもの)

――2015年、貴社ではどのようなことに取り組みますか?

中国向け越境ECで業務委託モデルの強化を図ります。

エフカフェの「Tmallグローバルサイト」である「心地」は、立ち上げから8か月になりますが、毎月の売上高は数千万円と成長し続けており今年度はこのサイトでの業務委託モデルのさらなる強化を行いたいと考えています。

また自社で「Tmallグローバルサイトへ出店を考えている企業にもワンストップ(販売戦略、チャット対応、翻訳など)でサービスを提供し、本格的な中国EC進出の支援を提供していきます

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