鳥栖 剛[執筆] 9/16 7:30

Googleは9月9日、Google検索で「AIモード」の提供を日本語でも開始したと公式ブログ上で発表した。日本語のほか、インドネシア語、韓国語、ヒンディー語、ポルトガル語(ブラジル)での提供も順次開始するという。

「AIモード」はGoogle検索の結果ページに表示されるタブから、PCとモバイルのブラウザ、AndroidとiOSのGoogleアプリで利用できる。

「AIモード」は、「Gemini2.5」のカスタムバージョンを使用、複数回の検索が必要だったような長く複雑な質問に一回の検索で回答する。探索的な質問や、地域のお薦めを探したり、旅行の計画を立てたり、複雑な手順を理解したりするといった複雑なタスクで特に役立つとしている。なお、「AIモード」の初期のユーザーは、従来の検索クエリの2倍から3倍の長さの質問をしているという。

Googleは9月9日、Google検索における「AIモード」を同日から日本語でも提供開始したと公式ブログ上で発表した。日本語のほか、インドネシア語、韓国語、ヒンディー語、ポルトガル語 ( ブラジル ) での提供も順次開始するという
「AIモード」の表示例

本格的なマルチモーダル体験ができるように設計。テキスト、音声、カメラなどを使い質問できる。たとえば、スペイン語のメニューの写真を撮り「このメニューが何かわからないんだけど、どれがベジタリアン向けか教えて」と質問すると、ベジタリアンでも食べられるメニューの料理の内容を回答する。

「AIモード」は、Googleの品質およびランキングシステムに基づいており、事実性を向上させるための新しいアプローチを採用しているという。可能な限りAIによる回答を表示することをめざす一方、信頼性が低いと判断される場合には、一連のWeb検索の結果が表示される。

「AIモード」については米国時間の5月20日に実施した年次開発者会議「Google I/O 2025」においてショッピング関連の機能についても発表している。

対話型AIによる商品検索結果のパーソナライズ化、自分自身の写真をアップロードすることで、オンライン上の画像とコラージュするという仮想試着体験機能や新しいエージェント型チェックアウト機能を開発。

対話型AI検索でパーソナライズされた商品情報を提案(動画はGoogleのブログから編集部が追加)

欲しい商品の価格が変動した際に通知を受け取り、「Google Pay」で購入できる仕組みを開発している。これらの機能も今後日本でも提供されることが予想される。

自分自身の写真をアップロードすることでオンライン上の画像とコラージュした仮想試着ができる(画像はGoogleのブログから編集部がキャプチャ)
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