ロコンドが楽天と資本・業務提携、5%弱の出資受け海外向けECなどで協業
ロコンドは数億円を調達、資本提携を機にさまざまな業務で協業を進めていく
靴などのECを手がけるロコンドは2月10日、楽天と資本・業務提携をしたと正式発表した。ロコンドが実施した第三者割当増資で、楽天はロコンドの発行済み株式5%弱を取得。ロコンドは数億円を調達したもよう。資本提携を機に、さまざまな業務で協業を進めていくという。
ロコンドによると、楽天による国内ベンチャーへのマイノリティ出資(5%未満)は異例という。事業会社から出資を受けるのは、2015年のアルペンとの資本・業務提携に続いて2社目。
ロコンドは2015年8月、楽天が運営する「楽天市場」に「LOCOMALL」を出店。自社サイトで展開している30日間返品無料といったサービスを楽天ユーザー向けに展開している。
資本提携後は、楽天との協議の上、海外販売や在庫連携プラットフォームの構築などで協業を進める予定。
ロコンドは2015年夏、田中裕輔社長が「Tmall」「JD.com」といったモールで海外向けネット通販を始める方針を明らかにしていた(詳しくはこちら)。まずは「楽天市場」の海外向けモールを活用し、海外市場を開拓するようだ。
ロコンドは2015年10月度、月次ベースの収益が黒字転換(詳しくはこちら)。2016年2月期は取扱高100億円超を見込んでいる。
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