中川 昌俊 2016/6/15 16:00

楽天は6月15日、中国大手ネットサービスのネットイースの子会社であるHQGと戦略的提携を締結したと発表した。HQGが運営する越境ECサイト「Kaola.com」内に楽天市場の旗艦店を出店し、中国の消費者に日本製の商品を販売する。

「Kaola.com」は2015年1月に開設した直販型越境ECサイト。日本、韓国、米国、オーストラリアやヨーロッパ発の人気ブランド数百点を販売。ネットイースが運営するメディアなどと連携することでユーザーを獲得し、急成長を遂げているサイトだという。

この中で楽天は旗艦店を開設し、楽天市場で人気の美容関連や健康食品などを販売する。また日本の楽天市場の売れ筋商品ランキングも紹介予定で、ネットイースの様々なオンラインメディアと合わせて活用することで、日本の人気商品を中国の消費者に、効果的にお薦めしていく。

楽天では、海外戦略を大きく転換しており、これまで運営してきた東南アジアや欧州において運営してきたマーケットプレイスを閉鎖、縮小する一方で、昨年12月には中国EC2位の京東が運営する越境ECモール「JD Worldwide」に出店したほか(参考記事)、今年2月には韓国韓国「Gmarket」に旗艦店を開設する(参考記事)など、現地のマーケットプレイスへの出店を進めている。

楽天市場Kaola旗艦店
この記事が役に立ったらシェア!
これは広告です

ネットショップ担当者フォーラムを応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]

[ゴールドスポンサー]
ecbeing.
[スポンサー]