瀧川 正実 2016/10/17 9:00

カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが10月13日に発表した2016年8月期通期連結決算によると、国内ユニクロ事業における通販・EC売上高は前期比30.1%増の421億円だった。

同事業の売上高に占める通販・EC売上高の構成比率は同0.9ポイント増の5.3%。

国内ユニクロ事業を手がけるのはファストリ傘下、ユニクロの通販・EC売り上げはここ数年、右肩上がりを続けている。

2015年8月期の国内ユニクロ事業におけるオンラインストアの売上高は324億900万円(売上構成比率4.1%)、2014年8月期は255億4700万円(売上構成比率3.5%)。2013年8月期は242億円(同3.5%)、2012年8月期は206億円(同3.3%)。

ユニクロのEC売上は30%増の421億円に拡大、EC化率は5.3%台に(ファーストリテイリングが手がける国内ユニクロ事業のEC売上高の推移)

国内ユニクロ事業におけるEC売上高の推移。決算期は8月期

国内ユニクロ事業の売上高は7898億円。近年は国内ユニクロ事業に占めるダイレクト販売の構成比率は3%台で推移していたが、2015年に4%台へ上昇。2016年は1.1ポイントも拡大し、5%台へとネット比率が増えた。

経産省が発表した資料によると、2015年のEC化率は、

  • 日本のEC市場(BtoC)のEC化率 → 4.75%
  • アパレルECのEC化率 → 8.11%

ユニクロの通販は1999年に開始。当初はカタログをメインに事業を展開していたが、現在はオンラインが中心となっている。

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