アスクルの「LOHACO」が24時間注文受付を再開、倉庫火災後のサービス復旧進む
新型倉庫が本格稼働し、最大10日程度の配送遅延は解消した
アスクルは5月9日、日用品通販サイト「LOHACO(ロハコ)」の24時間注文受付を再開した。
2017年2月、東日本エリアの物流を担っていた大型倉庫で火災が発生。出荷能力が失われたことを受け、3月下旬から注文時間を制限していた。
4月25日に新たな物流拠点が本格稼働し、出荷体制が整ったことなどから注文制限を解除した。
4月に新設した物流センターの名称は「ASKUL Value Center 日高」。同社初となる「LOHACO」専用の物流センターとして、東日本エリアの物流をカバーしている。
当初はハンディピッキング方式による出荷体制だが、6月末には簡易マテリアルハンドリングシステムと自動梱包機を導入する計画。
9月末にはコンベアラインを設置し、2018年初頭にはシャトルシステムの設置とコンベアラインを増設するなど、段階的に物流センターの高度化・自動化を進める。
火災が起きた「ASKUL Logi PARK 首都圏」は、「ロハコ」の物流シェア62%を占めていた。火災後は出荷拠点を「ASKUL Logi PARK 横浜」などに切り替えて対応した。
「LOHACO」では一時、東日本エリアで最大10日程度の配送遅延が発生していたが、現在は正常化しているという。今後は品揃えの回復に注力し、9月末をめどにサービスを火災前の水準に戻す。
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